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最後の講義 完全版 石黒浩

最後の講義 完全版 石黒浩

最後の講義 完全版 石黒浩

作家
石黒浩
出版社
主婦の友社
発売日
2020-02-29
ISBN
9784074390908
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「最後の講義 完全版 石黒浩」のおすすめレビュー

「マツコロイド」作者・石黒浩が1000年後のロボットと人間を語る「最終的に生き残るのは機械だけ」

『最後の講義 完全版 石黒浩 1000年後のロボットと人間』(石黒浩/主婦の友社)

「あなたは人生最後の日に何を語りますか」。NHK BSで放送され、大反響を呼んだ番組「最後の講義」。各界の第一人者が“人生最後”の覚悟で珠玉のメッセージを贈るこの番組が、このたび待望の書籍化を果たした。今回紹介するのは、ロボット工学の世界的研究者・石黒浩氏の壇上回。ミステリアスな風貌は一度目にしたら、忘れられない。そんな石黒氏はこれまでマツコ・デラックスさんを模したマツコロイド、美人すぎるアンドロイド、さらには自身のアンドロイドなど、数々のロボットを作り続けてきた。そのどれもがもはや人間と区別がつかないほどリアルな作りで、大きな注目を集めた。

ロボットを作っているが、興味があるのは“人間”

 ロボット研究開発の第一人者である石黒氏は、実はロボットに心底興味があるわけではなく、むしろ人間、特に自分自身に意識が向いていると話す。「人間とは何か」という問題が一番気になることで、それがロボット作りのモチベーションになっていると言い切るのには少々驚かされる。

人間とロボットとの…

2020/3/10

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最後の講義 完全版 石黒浩 / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

mae.dat

すげーぶっ飛んでた。 最近せんせーのお名前聞かないなー、何て思っていまして。そしたらこの本が出ていて、即手にしました。どんな話かとワクワクしながらページを開くと、想定の遙かなた上空をぶっ飛んで行きました。キラーン☆彡。 読んでて、せんせーそれは言い過ぎでしょうと思いましたが、これ書いているうちに、あれ?こう言う解釈もありか?とも思える事もあり。均衡が取れてない。まだ興奮が覚めやらない。落ち着いたらまたせんせーの本を買いますわ。( ¨̮ )。

2020/10/01

evifrei

「人間とは何か、自分とは何か?」という疑問からロボット研究を始めた石黒氏による、ロボットと人間の未来を俯瞰する書籍。ロボットや技術を通じて改めて『人間』という存在が姿を現し、人間とは何であるかについての深い検討を可能にする。生物の始まりは無機物であったが、無機物から生まれた我々は無機物へと還るための進化を続けているという視点は目から鱗だ。脳を完全にコンピュータに移し替える技術が可能となる社会や、既に古の神の領域を侵犯した人間の未来観は人により異なるだろうが、私は無機物に還る人間の未来に荘厳な感覚を覚えた。

2020/05/28

Roko

”例えば自閉症の子とか認知症のおばあさんがロボットの方が好きだっていうのは、誰にでも多少はある話です。アンドロイドの方が親しみを持って関われるということが、結構ありますね。(本文より)” こういう側面があるということを初めて知りました。人間じゃないから安心だという感覚というのも大事なんですね。 石黒先生にそっくりなアンドロイドの講義を一度受けてみたいです。 #NetGalleyJP

2020/03/02

spatz

めちゃくちゃ面白い人ですね。思考の幅がひろい、すごく柔軟で、回転が早い、そんな人は語彙も豊かで、話がわかりやすいし面白い。勘所というか、これは面白いなと言うところはいくつもあって以下はそれほどのプライオリティ?はないんだけど、たまたまメモをとったので。読み物としてもとても面白い、息子に貸そうかな。あまり説明になってないけどたのしかったです。楽観的なところが気持ちよいのかな。あと、よくわかりませんが、そうなんです、と言う感じがすごく心地よい😄内田さんにもそんなところある。えらいひとぶらない。

2021/06/08

チャー

アンドロイドと今後の社会、技術の進化の行く末について行った講義をまとめた本。後半は講義後の質疑応答が対話形式で記されている。 ロボット工学というとコンピュータやAI、駆動系の話がメインかと思いきや、ロボットと人との存在について触れつつ社会におけるロボットの役割や人の今後の進化について等、大変幅広く興味深い内容でした。 本人のアンドロイドが実際に遠隔操作で動かせるとき、大衆はそれを本人として認識するならそこにはもう一人の自分がいることになりますが、それを認める人とそうでないと主張するいる点は哲学的でした。

2020/07/18

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