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アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて

アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて

アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて

作家
姜尚中
青山 亨
伊東 利勝
小松 久男
重松 伸司
妹尾 達彦
成田龍一
古井 龍介
三浦徹
村田 雄二郎
李 成市
出版社
集英社
発売日
2023-04-26
ISBN
9784081571116
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アジア人物史 第11巻 世界戦争の惨禍を越えて / 感想・レビュー

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崩紫サロメ

「世界戦争の惨禍を越えて」という巻、選ばれた人物、その切り口が秀逸だった。「韓国財閥」「在日朝鮮人史」「京城帝国大学の人々」「台北帝国大学と戦後台湾における学知・学縁の継承」など、日本の植民地支配とその後を考える上で重要な項目。各帝大で朝鮮史をどのように位置づけるか(国史or東洋史)の議論(p.114)、近代日本の学術と政治のあり方に関する指摘など、興味深い。

2023/08/30

田中峰和

19~20世紀、アジアにおける日本の立場は複雑だ。盟主として西欧列強侵略からアジアを守るという大義を主張しても、アジアに進出して領有しては当然現地の反発を食う。中でも最もこの時代に影響力をもっていたのは毛沢東だろう。日本を追い出すための抗日戦争にはじまり、朝鮮戦争への関与などアジアから西洋先進国への抵抗へと進む。やがて彼の功績は文化大革命という20世紀最大の愚策によって恥辱にまみれる。なかでも4人組、江青の登場でさらに汚名を受けることになる。スターリンも同様、死後は名誉を維持できないのが指導者なのだ。

2023/06/27

あまたあるほし

メンバーは面白い。韓国の財界人や京城大学の学問の系譜など。しかし、昔なら左翼、単なるソ連協力者への比重がやたらと多いのが気にはなった。

2023/11/22

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