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ジャパネスク・リスペクト! 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集 (コバルト文庫)

ジャパネスク・リスペクト! 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集 (コバルト文庫)

ジャパネスク・リスペクト! 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集 (コバルト文庫)

作家
我鳥彩子
後白河安寿
岡本千紘
松田志乃ぶ
山内直実
後藤星
出版社
集英社
発売日
2018-09-28
ISBN
9784086080804
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ジャパネスク・リスペクト! 氷室冴子『なんて素敵にジャパネスク』トリビュート集 (コバルト文庫) / 感想・レビュー

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さつき

コバルト作家たちの描くジャパネスクトリビュート集。我鳥彩子『じゃぱねすく六区』は設定を現代に置き換えたストーリー。高彬の名台詞にここで出会えるとは!私も赤面しちゃいました。後白河安寿『み吉野に 春は来にけり』瑠璃と吉野君の吉野での日々。ピュアな物語にキュンとしました。岡本千紘『女郎花の宮』結婚10年後の瑠璃と高彬と子供達。瑠璃のお母さんぶりが微笑ましいです。松田志乃ぶ『ジャパネスク・ネオ!』あの事件の後、由良姫のもとにいる煌姫が主役。名キャラ煌姫の語りが面白くて、読んでて懐かしかったです。

2018/09/30

万葉語り

作家さんたちがどれだけジャパネスクを読み込んでいるのかが伝わってきた。瑠璃姫と高彬の話はもろ源氏寄りだし、水無瀬の煌姫はフォントまで変えてしまう力強さがそのままだし、吉野君との五節の舞姫と白拍子の会話は泣けるし、どれもツボを押さえた作品で、読んでよかったと思う。ジャパネスク再読したくなります。2019-008

2019/01/06

真理そら

4人の作家さんによる二次創作編他。まず後藤星さんのあの名シーン編でジャパネスク脳(コバルト脳)にしてから読み始めた。「じゃぱねすく六区」は「有閑倶楽部」を再読したい気分になってしまった。「女郎花の宮(岡本千紘)」は十年経って6人目の子供を身ごもり中の瑠璃さんが雲居の雁のようになりたくないと思っている雰囲気で話が進んでいるうちにあの高彬に女七の宮降嫁の話が具体化してきて…まあ瑠璃さんだから手を打つけど。ジャパネスク愛に溢れたアンソロジーで楽しく懐かしい時間を過ごすことが出来た

2021/07/31

るぴん

小中学生の頃、夢中で読んだ『なんて素敵にジャパネスク』のトリビュート集。もうひたすら懐かしく、楽しく読了。特に岡本千紘さんの「女郎花の宮」は、氷室冴子さんご本人が書いたと思えるほど。母になっても相変わらずの瑠璃姫の行動と事の顚末がジャパネスクの世界そのもの‼︎子ども達は皆花の名前〜♫しかし10年で子ども6人は凄い。松田志乃ぶさんの「ジャパネスク・ネオ!」も好き。リアリストで拝金主義の煌姫、大好きだったなぁ♫欲を言えば、守弥が登場する話も読んでみたかった。とても良かったので、ぜひ第2弾を希望したい!

2018/10/04

りー

ニヤニヤ笑いが止まらないので、人前で読めない。そういや、大昔は百面相しながら読書をしていたなーと思い出しました。よく泣いたり声を出して笑ったりしていたような。半分は氷室さんへのお布施?でしたが、ちゃんと楽しめました。思い入れある作品のトリビュートなんて、しかも同人誌やwebじゃなくて、正式な出版なんて、書きにくいだろうに・・・皆様楽しそう。何よりの御供養なのではないでしょうか。かつての読み手が書き手になっていくなんて。氷室さんが蒔いた何万もの種は、一人一人の心で育ち、花開いているのだなーと。

2018/10/04

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