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妖女伝説 1 (集英社文庫(コミック版))

妖女伝説 1 (集英社文庫(コミック版))

妖女伝説 1 (集英社文庫(コミック版))

作家
星野之宣
出版社
集英社
発売日
1998-05-15
ISBN
9784086170963
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妖女伝説 1 (集英社文庫(コミック版)) / 感想・レビュー

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ポラリス

絵柄が何とも艶っぽく妖しい雰囲気だった。古風ながらもこの雰囲気は好きです。萌え系とは正反対な濃密さ。台詞を覚えるくらい読み返したな~…

2006/11/06

fuchsia

「妖女」と銘打ってますが、本物の妖女が出てくるのは半分ぐらいです。歴史伝奇漫画として読むのが正しいのかな。かぐや姫がモチーフの話中のエピソード(八百比丘尼とその養女が一瞬だけ再会するところ)に中学生ながら泣けた記憶あり。他にはローレライとか、ゴルゴンとか清姫にまつわる話が収録されてます。未完っぽかった砂漠の女王だけは10年前ぐらいに続編が出ましたが、物凄い結末のつけ方であれはちょっと強引だったと思います。

はるるん

「砂漠の女王」が凄い。

クレオパトラ、サロメ、パルミラの女王ゼノビア。転生を重ねることでローマ帝国の興亡を彼女は目撃することに。250Pというボリュームの中で濃密に展開する伝奇歴史ロマンの大傑作。美貌と欲望に執着するエゴの塊のようなクレオパトラが、転生を重ねるたびに人格が揺らぎ、血肉の通った人間らしくなっていくという逆説的展開がお見事。出色はサロメ編。ヨハネとイエス、真の救世主はどちらなのか。イエスとは何者だったのか。20代半ばでこの展開を描き切った星野先生の才能には驚嘆するばかりであります。「蜃気楼」も併録。星5つ。

2016/11/20

Kyo's

絵柄は古風だけど艶っぽくて、物悲しい結末が多い作品の内容と合ってる。この本は大昔に一度だけ読んだことがあったけど、砂漠の女王と二巻のボルジア家の毒薬は強烈に覚えてる。歴史上の人物の物語の中への配置が面白い。ヨハネとイエスの描かれ方の対比が興味深い。最後にキリスト教の発展とローマ帝国の滅亡につながっていくところもよくまとまっていて、良く出来た話だと思う。

2016/07/17

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