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ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 3 (集英社オレンジ文庫)

ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 3 (集英社オレンジ文庫)

ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 3 (集英社オレンジ文庫)

作家
小湊悠貴
井上 のきあ
出版社
集英社
発売日
2020-10-21
ISBN
9784086803458
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「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 3 (集英社オレンジ文庫)」のおすすめレビュー

横浜山手の洋館ホテルで、おいしさあふれるひと時を。女性パン職人の成長を描くお仕事×グルメ×恋愛小説

『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人』(小湊悠貴/集英社)

 香ばしいパンの匂いが、ページから立ちのぼってくる。バターをたっぷり折り込んだサックサクのクロワッサン、噛むたびに小麦の旨味が広がるフランスパン、新鮮な果物をたっぷり使ったデニッシュ──。

 小料理屋を舞台にした「ゆきうさぎのお品書き」シリーズでは、味の染みた肉じゃが、いくらを乗せた鯛茶漬けなど、“和”のごはんを軸にしたハートフルストーリーを描いてきた小湊悠貴さん。新シリーズ「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人」(小湊悠貴/集英社)は、前作から一転、“洋”のおいしさにあふれた物語だ。主人公は、23歳の女性パン職人・高瀬紗良。横浜山手の洋館ホテルで働き始めた彼女が、パン作りや接客、スタッフとの交流を通して成長していく姿が描かれる。

 紗良は、これまで何人もの政治家を輩出してきた旧家のお嬢様。祖父母や母は「仕事なんてする必要ない」と箱入りのまま育てようとするが、紗良は反対を押し切って、あこがれのパン職人に。しかし、就職先のパン屋の店主である師匠が病に倒れ、23歳にして職を失ってし…

2021/4/20

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ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 3 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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カメ吉

シリーズ3作目。前2作より砕けた雰囲気で馴染んできた気がする。今回は4つのお話でしたが1話目は紗良の専門学校の同級生が紗良のパン職人の座を奪う為に猫番館に乗り込んで来てひと悶着アリ。紗良は大ピンチ?そして、2話目は「ゆきうさぎのお品書きシリーズ」の大樹のおばあちゃんが猫番館を訪れて色々あります。3話目は同業者が4話目はクリスマスのマジックショーに代役で出演する事になった元マジシャンのお話でしたがどの話も猫番館のスタッフのプロ意識の高さと心の温かさが来る人達を元気に前向きにする。理想のホテル、職場ですね。

2020/11/09

ぶんこ

一泊目、専門学校時代の同級生秋葉さん登場。紗良さんの人の良さが、頑なな秋葉さんの本来の人の良さを引き出したようです。自分にはわからない理由で嫌われていたら、私なら口も聞きたく無いけど、紗良さんは健気でした。二泊目、80過ぎの女性2人でのスイートルーム泊。歳をとっても、常に身綺麗にする意味が伝わってきて、コロナ禍の引きこもりで身なりに構わなくなっている自分を恥じる。三泊目、ホテリエとしての心構え、思いやりなんだなぁ。四泊目、マジシャンの悲哀。どこまで踏み込んでいいのか?要さんとは進展なし。

2021/03/05

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2020/11/post-726c71.html 今回は、専門学校時代の同期生がライバルとして登場。しかし紗良の対応は自然なものでした。 かっかしている人相手に、絶妙感満載ですね。

2022/07/07

よっち

秋冬の繁忙期を迎えようとするホテル猫番館。販売用の新作パンのアイディアを練っていた紗良の前に、ふさわしいほうをパン職人として採用ほしいというかつての同級生・秋葉が現れる第四弾。学校時代から紗良のライバル視する秋葉と同僚として働いたり、貴婦人たちのアフタヌーンティ、自信をなくした同業のお客様が選ぶホテルブレッド、12月の優しいまかないシュトレンなど、紗良や働くスタッフたち、ひいては猫番館の真摯なありようが、いい感じに影響を及ぼして行き詰まっていた顧客の転機に繋がっていく感じが個人的にとてもいいなと思います。

2020/11/19

hirune

このシリーズを読むと、パン屋さんに駆け込んで美味しいパンをあれこれ買いたくなります🥐🥖🥪しかし秋葉ってやつは自分の実家のパン屋の経営が苦しいことや自分の性格のせいで職場の人間関係に躓いて失職したのに、紗良の家柄や仕事が上手くいっているのを妬んで嫌がらせをしてくるとは、完全な八つ当たりなのに一言も謝らず去ったのは評価できませんね。紗良に良いアドバイスを残したとはいえねぇ😓

2021/04/21

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