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ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 4 (集英社オレンジ文庫)

ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 4 (集英社オレンジ文庫)

ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 4 (集英社オレンジ文庫)

作家
小湊悠貴
井上 のきあ
出版社
集英社
発売日
2021-04-20
ISBN
9784086803755
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「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 4 (集英社オレンジ文庫)」のおすすめレビュー

横浜山手の洋館ホテルで、おいしさあふれるひと時を。女性パン職人の成長を描くお仕事×グルメ×恋愛小説

『ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人』(小湊悠貴/集英社)

 香ばしいパンの匂いが、ページから立ちのぼってくる。バターをたっぷり折り込んだサックサクのクロワッサン、噛むたびに小麦の旨味が広がるフランスパン、新鮮な果物をたっぷり使ったデニッシュ──。

 小料理屋を舞台にした「ゆきうさぎのお品書き」シリーズでは、味の染みた肉じゃが、いくらを乗せた鯛茶漬けなど、“和”のごはんを軸にしたハートフルストーリーを描いてきた小湊悠貴さん。新シリーズ「ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人」(小湊悠貴/集英社)は、前作から一転、“洋”のおいしさにあふれた物語だ。主人公は、23歳の女性パン職人・高瀬紗良。横浜山手の洋館ホテルで働き始めた彼女が、パン作りや接客、スタッフとの交流を通して成長していく姿が描かれる。

 紗良は、これまで何人もの政治家を輩出してきた旧家のお嬢様。祖父母や母は「仕事なんてする必要ない」と箱入りのまま育てようとするが、紗良は反対を押し切って、あこがれのパン職人に。しかし、就職先のパン屋の店主である師匠が病に倒れ、23歳にして職を失ってし…

2021/4/20

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ホテルクラシカル猫番館 横浜山手のパン職人 4 (集英社オレンジ文庫) / 感想・レビュー

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ツン

プロローグに、将来を誓いあった人がいます?!えっ?3巻読むの忘れていた?と思ったら大丈夫でした、、、要さんの心を悩ましているのは誰なのか?ひょっとするといとこ?などなど。今回もおもしろかったです。あと、ゆきうさぎネタも嬉しい。

2021/04/24

よっち

鎌倉の実家に帰った折、見合い話を断ったことを兄の冬馬に責められ嫌味まで言われた紗良。彼女がつい相手がいると言い返した後日、冬馬が猫番館に宿泊の予約を入れてくる第四弾。架空彼氏役を依頼する紗良に要が出した条件、冬馬が婚約破棄した理由、留学から帰還した要の妹・結奈、プチ家出をしてきた綾乃の姉・真弓、天宮と兄の関係。紗良の仕事に真摯に向き合う姿勢がいい影響を与えていて、相変わらず美味しそうな食事やほんわかするエピソードでしたけど、やはり周囲も期待する要と紗良の今後が気になりますね。要の事情が少し気になるところ。

2021/06/06

坂城 弥生

美味しそうなパンとお料理!今回も素敵でした。

2021/09/07

ぶんこ

このシリーズは本当に読後感がいい。職場の仲間が仲が良くて、手抜きせずに頑張る人ばかりというのはいいものですね。特にシェフの隼介さんの前の職場の事件の顛末があかされると切ない。紗良と兄、要と妹、綾乃と姉、隼介と兄という家族間の色々な感情が綴られていて、切なかったりいじらしかったり。どの兄弟姉妹も、思うことはあってもやっぱり家族と最後は安心したのですが、兄に信じてもらえなかったという傷がなかなか治らないのが、隼介さん自身にとっては辛い。兄に戻ってこないかと誘われても、結局猫番館を選んだ選択に納得です。

2021/09/11

hirune

紗良と要の間に椿屋敷の偽夫婦みたいな展開が😃けど、紗良が超正直者だからすぐ解消になっちゃいましたね。今回も猫番館のスタッフたちはお客様に最高のサービスを提供する努力を惜しんでません、良いホテルだ。紗良のパン職人としての腕前もメキメキ上がっているようです。要の家族の状況と天宮シェフの過去が今回は少し明かされました。そして最後に未来のミケさんがちょろっと顔を出してました♪幸せそうで何より☆

2021/10/22

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