スーパー歌舞伎 ―ものづくりノート (集英社新書)
スーパー歌舞伎 ―ものづくりノート (集英社新書) / 感想・レビュー
ちばっち
色々苦労話とか工夫のアイデアなど書かれていて、どれも感心する事ばかりなのですが、まず素直な感想は猿之助さんがどんな生活を送っているのか? いつ休んでいるのか?倒れてしまわないのか?(何回か風邪で倒れてましたが)です。スケジュールがハードすぎる!あとお金の話に目が点になりました。スタッフさんを全員タクシーで帰らせたら1日200万はかかる、という一文にビックリしました。あれだけ豪華絢爛なのだから衣装代にお金がかかるのは漠然と理解してましたが、関わる人の多さや装置の桁違いさに驚いてばかりでした。
2020/02/29
choku_tn
2003年刊行 訃報を聞き再読 スーパー歌舞伎の誕生から発展、オペラ演出、「通し狂言」の取り組みまで。 本書で著者は「(映画などの)いわゆる〈パート2〉物が、必ずといっていいほど第一作に劣るのは、前作を踏襲することに照れるのか、せっかく成功した趣向までもあえて避けようとするからだと思う。映画でその失敗に陥らなかったのは、私の知る限り《ホーム・アローン2》だけだ」と記している。 初めて読んだ時、歌舞伎役者の文章に「ホーム・アローン2」が出てきたことに驚いた。何でも貪欲に吸収する精神がしのばれる。
2023/09/25
絶間之助
凄い。猛優と言われた由縁が分かります。新しいことをやろうとすると、全て俺が決める、という猿之助みたいな人がいないとできないでしょう。でもこれだけ、俺が俺が、という人には、サポート役が必要。脚本の梅原猛、横内謙介、照明の吉井澄雄、舞台の朝倉せつ、監修奈河彰輔など。猿之助には、これだけの協力者を惹きつける魅力があったのでしょう。正直に言って、猿之助の伝統歌舞伎の演技には感心しないのですが、バイタリティ、求心力、直感力に感動しました。こんな人は中々出てこないでしょう。同時代に生きていたというだけで感謝です。
2014/03/12
はにゅ
①図書館の視聴覚コーナーで「ヤマトタケル」観る→②図書館の「芸術」の書架でこの本を借りて読む→③あっは!
2014/02/07
のほほんなかえるさん
スーパー歌舞伎がいかに「スーパー」か。副題の通り、本書はスーパー歌舞伎への舞台裏、「ものづくりノート」である。
2011/10/04
感想・レビューをもっと見る