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安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント (集英社新書)

安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント (集英社新書)

安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント (集英社新書)

作家
藤沢周
出版社
集英社
発売日
2016-12-16
ISBN
9784087208634
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あらすじ

日本が焦土と化した昭和の激動期に、痛烈な批評精神で人々の心をつかんだ作家、坂口安吾。その名言は、かの「人間は生き、人間は堕ちる」だけではない。「戦争をいたしません、というのは全く世界一の憲法さ」「人間は、国家繁栄のためにギセイになってはならぬ」「家の制度があるために、人間は非常にバカになる」「夫婦は愛し合うと共に憎み合うのが当然である」等々、今もリアリティを失わず、むしろ、価値観が揺らぐこの時代だからこそ響く名フレーズの数々を、安吾を敬愛する同郷の芥川賞作家が編む。【目次】はじめに 稀有なる正直者・坂口安吾/I 生きるということ/II 戦争/III 政治/IV 文学・芸術/V 日本人/VI 家庭/VII 恋愛と性/おわりに 何かあったら海へ行け

安吾のことば 「正直に生き抜く」ためのヒント (集英社新書) / 感想・レビュー

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踊る猫

惨たらしく亡くなった戦死者の遺体を「焼鳥」に喩える男。それが坂口安吾だった。「白痴」でそういう表現が出て来るらしいのだけど、迂闊にも読み飛ばしてしまっていた。これは是非とも安吾を読み返すべきだなと思った次第だった。藤沢周氏の解説文は先輩作家たる安吾をリスペクトしている礼儀正しさを感じさせて好感が持てる一方で、やや遠慮し過ぎという感も抱かなくもない。藤沢氏自身そんなに破天荒な方という印象もないのでまあ仕方がないのかもしれないが……このテの本に求められる水準はクリアしている。優等生が読むべき書物だという感じだ

2017/10/13

抹茶モナカ

坂口安吾の作品の中からの引用に、藤沢周さんの文章が添えられた新書。生きるというのは遊ぶ事だ、というのが心に響いた。際限なく刷新されて行く科学技術のストッパーになるべきなのが教養だ、というのも、東日本大震災を経験した今ではグッと来る。安吾を「兄貴」と慕う藤沢周さんの思い入れも熱い。坂口安吾の著作は読んだ事がなく、無頼派の印象だったけれど、深くいろいろ考えて生きていた作家さんなのだな、と思った。

2016/12/18

hideaki

安吾の魅力は、人間の真理を言い当てる痛快な言葉そのものだ。戦後間もなく『堕落論』で、虚脱状況にあった人々の魂を奮い立たせた随筆の名手である彼の言葉には生きることを無条件に肯定してくれる豪快な頼もしさがある。本書は、そんな彼のエッセンスを抽出した安吾の入門書だと言えるだろう。理屈を通り越して人間の魂を直接揺さぶる、そんな魅力的な言葉の数々を十分に堪能できる。安吾と同郷の作家、藤沢周の解説も面白い。

2017/01/31

いのふみ

現実主義的であり、凄まじい覚悟。強いことば。確かに言うのも聞くのも難しい。「聞くのも難しい」というのは、首肯しかねるという意味よりも、生半可ではなく、実践できる覚悟があるかということを突き付けられているということだ。

2018/09/27

あるくま

この作家さんの作品を読んでいないのですが、坂口安吾、「正直に生き抜く」というキーワードで購入。自分としては、こういうタイプの本はあまり好きではないけど、こうやって坂口安吾自体が「生きていく」のは嬉しいことです。

2017/05/28

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