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たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書)

たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書)

たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書)

作家
橋本治
出版社
集英社
発売日
2017-02-17
ISBN
9784087208702
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たとえ世界が終わっても その先の日本を生きる君たちへ (集英社新書) / 感想・レビュー

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小鈴

これは凄い。多くの人に読まれてほしい。「大きなものの終焉」の話は見田宗介と見据えているものはまったく同じでちょっと驚きました。考え抜ける人は辿り着くところは同じだ。この世界史的大変動が何なのかが見えている(見田は橋本治より根源的だが)。それを雑談のように語る、この話芸は橋本治にしかできない技だろう。おそらく、日本でこの二人が語り始めている「思想」は偶然ではないはずだ。

2017/05/20

めだか

「語り下し本」。昭和やバブルを体験しない世代の編集者との対談は面白い。橋本氏の独特の語り口調が他の著書より判り易いかも。大きいことは果たして良いことなのか?「足るを知る」というか「清貧」や「断捨離」の発想に通じるものがあるのかも。メルカリなど中古販売やシェアリング等、最近は、膨張一方の経済が方向転換し始めているのかもしれない。

2019/03/06

阿部義彦

集英社インターナショナルで気を吐く集英社本家の新書から橋本治さんの語り下ろし本です。何故語り下ろしにしたかを冒頭で「年をとったから」としています、難病でも有るしこの先ちゃんと執筆出来るのか心配です。が兎に角若者二人を相手に言いっぱなし、それから先は自分で考えろってこと。金融経済の終焉、大きくしろはもはや解決策では無い、経済は飽和した。にはご尤も、小さく儲ける、この辺は出版業界の「ひとり出版社」が元気で面白いと重ね合わせました。QandA形式なので分かりやすいです。金儲けと自己啓発には無縁な橋本節健在!

2017/03/18

とよぽん

橋本治さんの本を初めて読んだ。ラジオ番組のゲストで、この本の話をしていらっしゃったのを聞いて。いろいろうなずけることがあったが、「正義とは『損得で判断しない』ということ」、「正義というものは、いつも自己犠牲を要求するもの」という言葉がとても印象に残った。小説、評論、戯曲、エッセイ、古典の現代語訳など幅広い文筆活動をしてこられたようなので、他の本も読んでみたい。

2017/08/02

kotte

大きなものが終焉を迎えているという著者の指摘は正しいと思います。著者はいろいろなことを話しているので、内容がまとまっていないように感じますが、私が社会に対して感じている違和感の説明になっている部分があり、読んでよかったです。一番面白かったことはEUを「貧乏人の互助会」と言っている部分ですね。この一言で現在のEUの混迷が説明できてしまうのではないでしょうか。

2017/03/20

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