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アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)

アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)

アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)

作家
内田樹
姜尚中
出版社
集英社
発売日
2017-08-19
ISBN
9784087208931
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あらすじ

アメリカ、欧州で排外的な政治勢力が台頭する中、ロシア、中国の影響力が日増しに拡大している。米ソ対立の冷戦終結から四半世紀経ち、世界各地に複数の覇権の競合関係が生まれている。はたして、その狭間で日本が生き残るためには何が必要なのか? そのカギは日・台・韓の連帯にあり。アメリカとの一方的な従属関係を見直し、中国、ロシアなど、スーパーパワー間にある中小民主主義国家同士の協力関係の構築はいかにして可能か。世界史レベルの地殻変動と戦後の平和国家的な国のあり方を蹂躙する近年の日本の政策を目の前に、リベラルの重鎮ふたりがその理路を提示する。 【目次】はじめに 日本・韓国・台湾連携の夢 ――これがボクらの生きる道 内田 樹/序章 問題提起 ――自由主義はなぜこれほど脆かったのか/第一章 リベラルの限界 ――「モビリティー」に無力化された自由主義/第二章 ニッチな辺境国家が結ぶ新しいアジア主義の可能性/第三章 アジアの連携を妨げる「確執」をどう乗り越えるか/第四章 不穏な日本の行く末 ――たどり着けるか「日本の生きる道」/おわりに アジア辺境の「虚妄」に賭ける ――これがみんなの生きる道 姜尚中/主要参考文献

「アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書)」のおすすめレビュー

緊張高まるアジア情勢―希望を見出すキーポイントを知の巨人に学ぶ

『アジア辺境論(集英社新書)』(内田樹、姜尚中/集英社)

 北朝鮮のミサイル、中国で開催されたBRICs会議、トランプ政権の予測し難い行動…日々変わりゆく国際情勢を前に、日本の立ち位置を憂慮している方も多いのではないでしょうか。『アジア辺境論(集英社新書)』(内田樹、姜尚中/集英社)は内田樹・姜尚中両氏の対談形式で、気になる日本のこれからの行方を考えさせてくれる一冊です。

 北朝鮮のミサイル発射によって発令されたJアラートは、多くの人々を不安に陥れました。数分与えられた猶予時間に適切な場所に逃げることができた人もいれば、途方に暮れてどうにもできなかった人もいたと、テレビのニュースでは繰り返し特集されていたのをご覧になった方も多いかと思います。

 北朝鮮のミサイルと、もしもの場合の防衛策は日本人にとって大きな懸念材料のひとつです。それに加えて、拉致被害者問題など過去の事柄から、多くの日本人にとって北朝鮮を好きになる理由を見つけるのは難しいことだと思います。それは、見方を変えてみると、良くない印象がある北朝鮮に関することは簡単にニュースになりやすいという…

2017/9/25

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アジア辺境論 これが日本の生きる道 (集英社新書) / 感想・レビュー

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ふっかー復活委員長

(憶測で語っちゃいけないことを)憶測で語っているような印象もありつつ、それでも参考になる点は多かった。「中国は東海進出に興味なし」とのことだが、新聞報道によると、豪州やNZで親中政界工作(シャープパワー)はしているようで「南下政策」には熱心なのかも。佐藤優さんに聞いてみたい▼戦士も補給も減り続け、督戦隊だけ増えていくダメ出し社会。でも、督戦隊だって彼らなりの「処世術」を使っているだけだとも思う。戦わずして勝つ、が最強の法則になってしまった、というのは短絡的かな。

2018/05/28

犬養三千代

内田樹とかんさんじゅんの対談。 日韓、日台関係を丁寧に重視せよと言うことが繰り返し述べられている。反トランプ、反安倍では内田さんは強烈。韓国は1980年まで、反共法があり、マルクス主義の文献は読めなかったそうだ。そして、漢字を廃止したことで韓国の過去の文献も読めなくなった。 日韓の処方箋は、中間層の再構築。言うは易し行うは難し。というのが私の感想。だけど、明日への希望は持ちたいと思う。

2018/03/26

NAKY

1950年生れのお二人の対談。世界的な知の劣化、安倍政権の失敗とトランプ米国の迷走、到来した人口減少社会、と話は広がりつつも、韓国台湾そして日本が辺境国同士の繋がりを築くことに突破の道はあるのではという。一つ一つ同感だし、それは当然で内田先生の言葉をある時は咀嚼しある時は受け売りで形成してきたのが自分だから。効率化迅速な意思決定という一見もっともな言説にクエッションを投げかける逆説的しかし実は深い知性に基づく考察の数々。人生死ぬまで勉強せねば。

2017/08/23

amanon

自称愛国者や反中韓論者、リアリストにとっては、唾棄すべき、あるいは一笑に付してスルーされるだけのものかもしれないが、それでも僕はこの二人の知見に賛同したい。確かに日台韓の連携は実現不能と言えるくらい難しいかもしれない。でも、隣国といがみ合うより、仲良くしたほうがずっとメリットが大きいのでは?この単純かつリアルな認識を根底から突き崩すだけのエビデンスを前述の人達はどれだけ挙げることができるか?僕は本気で問いただしたいそして何より自称愛国者の多くが、その実本当の意味での国益を損なっているという指摘に深く同感。

2018/04/05

Tourbillon Praline

いつもながら賛同できる部分が多いですが、今回のメインテーマはやや賛同を得られにくいのではないかと思います。 日本、台湾、香港、韓国で連携。。もちろん、おそらく世界で一番日本に親切な国(本当は国ではないですが)は大歓迎ですし、もう1つ本当は国ではない所も一緒に仕事をする機会も多く違和感ありません。でも、最後の1つはおそらく世界で一番日本を憎んでいそうな国なので。。

2017/08/29

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