読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

源氏物語を反体制文学として読んでみる (集英社新書)

源氏物語を反体制文学として読んでみる (集英社新書)

源氏物語を反体制文学として読んでみる (集英社新書)

作家
三田誠広
出版社
集英社
発売日
2018-09-14
ISBN
9784087210507
amazonで購入する Kindle版を購入する

「源氏物語を反体制文学として読んでみる (集英社新書)」のおすすめレビュー

超プレイボーイ光源氏を生んだのはドロドロの権力争い? 紫式部が源氏物語を書いた本当のワケ

『源氏物語を反体制文学として読んでみる』(三田誠広/集英社)

「世界最古の長編小説」ともいわれ、過去には谷崎潤一郎、円地文子、橋本治、そして最近では角田光代といった名だたる作家たちが現代語訳を試みてきた『源氏物語』。平安時代中期に紫式部によって書かれたこの作品は、日本史や古文の授業で必ず登場することもあり、日本人ならだれもがその名を知っている。しかし原典を最後まで読破した人は、さほど多くないかもしれない。

 なにしろ、古文というだけでハードルが高いのに、全54帖ととにかく長い。さらに男性にとっては、絶世の美男子・光源氏が数多くの女性と浮名を流すという、そのアウトラインにどうにも興味を惹かれない人も多そうだ。だが、『源氏物語』には、じつは謎が多い。紫式部のくわしい生涯もわかっていないし、作者が本当に紫式部だったのかについても異説がある。また、書かれた当時のタイトルもわからなければ、本当は全何巻だったかすらもわからないのだ。

『源氏物語を反体制文学として読んでみる』(三田誠広/集英社)も、そんな『源氏物語』の謎のひとつに迫った1冊である。本書で主題となっ…

2018/11/27

全文を読む

おすすめレビューをもっと見る

源氏物語を反体制文学として読んでみる (集英社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

佐島楓

そういわれると、源氏物語は私のなかで「源氏物語」という固有名詞であり、それ以上でもそれ以下でもなかったことがわかる。固定観念を揺さぶってくれる作品。

2018/10/03

T66

源氏物語好きとしては押さえねば、と思い読んでみたけど、日本史にそう詳しくもないので正直難しかった?反体制、ってのもよく分からなかったし。それでも、「宇治十帖」で雰囲気がガラッと変わる背景は面白かった。聞き手の女房の層に合わせて登場人物を設定してる、というのも面白い。あとは、白河院と璋子の話は驚き。リアル紫の上ではないか!「輝く日の宮」と合わせて、何か本を見つけて読んでみることにする。小さいけどマニアックな知識が得られたのは良かった。図書館本

2019/02/19

もも

久しぶりに行った大型書店で平積みになっていたこの本を借りた。読んで良かったなあ。題名の『源氏物語を反体制文学として読んでみる』を歴史的事実によって裏付けていくのだが筆者の文章力の巧みさでまるで物語を読んでいるかのようだった。大学受験で日本史、古典にどっぷりと浸かったので有名なエピソードは知っていたつもりだったがこの本を読んでその一つ一つのエピソードが数珠の様に繋がっていく感覚を得た。いや、数珠ではないな、一歩のロープだ。それと同時にかなり日本史分野を忘れているなと感じずにはいられなかった…ショックだ。→

2018/10/13

わいほす(noririn_papa)

歴史家でなく小説家が「源氏物語」の書かれた時代の背景を紐解いているので、登場する男も女も皆生き生きとしていて面白い。歴史家のように彰子、倫子をしょうし、りんしと読まず、あきらこ、ともこと読ませるところにも女性を人として描き出そうとする意図を感じる。歴史の勉強では出来事と人名のみですっと過ぎてしまった平安時代の政治や文学、天皇の外戚となるための魑魅魍魎とした姻戚関係などを、物語のように読ませてくれるので、百人一首の歌人の一人だった男たちまで人間味を帯びてみえてくる。複雑すぎて、すぐ忘れそうだけれど(笑)

2018/12/08

ふたば✧読書、少し回復しているみたい

とても興味深い内容だった。源氏物語を読んだことがなく、紫式部と言う作者についても、多くは知らなかった。また、この著作が「源氏物語」と「反体制」とを結びつけている根拠も解り難かった。が、時の時代背景や、人物評価、人物の相関関係など、著者独自の視点(たぶん)が出ていてたと思う。源氏物語を書くことになった理由や、54帖煮も及ぶ壮大な物語になった理由、その利用のされ方。知っていたこともあったが、目から鱗のことも多かった。面白かった!女性が教養を身に付けることの少ない時代、紫式部の才能と努力のすごさに圧倒される。

2018/10/03

感想・レビューをもっと見る