KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書)

メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書)

メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書)

作家
一色清
姜尚中
池上彰
青木理
津田大介
金平茂紀
林 香里
平 和博
出版社
集英社
発売日
2019-03-15
ISBN
9784087210699
amazonで購入する

メディアは誰のものか――「本と新聞の大学」講義録 (集英社新書) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

けんとまん1007

一人一人のものだと思う。ただし、そこが希望でもあり、危険でもある。ジャーナリズムとは何か・・・ここに尽きるのだろう。自分で考えることを嫌う風潮が嫌な思いにつながる。新聞を代表とする文字文化を大切にしたい。そこには、エネルギーが必要だと思うのが理由。しかし、画像をメインとした表面的な短い時間のものを、繰り返し流されることで、人は考えなくなるのではと思う。SNSの危険性、それは、同じような系統の情報になってしまいがちということ。ランダムに・・・という視点がないと危険だ。

2021/09/04

冬佳彰

難しい問題だ。俺も、二十年以上前に、車の全面広告に数ページ使っていた新聞にプチってきて、以来、取っていないからなあ。本当は、きちんとしたメディアは、身銭を切って支え、育てていかないといけないんだよな。しかし政権とお食事会をしているようなメディアに金を払う気はない(って言うと、大手は皆NGなのが情けないところだ)。本書には、「ホントーにダメな御用メディアの体たらく」と、「それでも頑張っている記者」って感じで併記されている。バランスは悪くない。気骨のある面々で何か新しい仕組みを作れないものか?広告は少なめに。

2020/01/18

Nobu A

「本と新聞の大学」シリーズ最終巻。本書で一旦打ち切るのだとか。やや残念だが、同時に潮時かも。改めてまた始めて欲しい。問題だったタイトルが今回一番絞ったもの。比較的読み応えがある論考が多かった。池上彰の体験談も面白かったし、青木理の「メディアと権力」と林香里の「日本のおける『メディア不信』、その行方」の両方が基本的な定義や概念を押さえた上で問題点を解説しているので分かり易く勉強になった。情報格差が広がる現代、ネットの巨大な影響力を改めて痛感。メディアは権力監視する国民の番犬であるべきだし、そうあって欲しい。

2024/04/18

Melody_Nelson

様々なメディアの問題点や課題などについて複数のジャーナリストが語っていて、わかりやすく、面白かった。新聞やテレビなどの旧メディアもまだ影響力はあるらしいが、政権からの圧力や自主規制など問題が多い。また、上層部と現場の記者の意識の乖離もありそう。一方のソーシャルメディアも、フェイクニュースやフィルターバブルなど問題がある。とりあえず、日本も記者クラブ制度を廃止して、もっと自由に報道する環境にすべきでは。メディアは権力を監視するのが役目の1つなのだから。

2019/04/21

mintia

刑事司法の問題点として「人質司法」について言及していた。また、権力側の番犬としてのジャーナリズムが必要性を痛感した。ネットは出版や放送と異なり、情報の即時性はあるが信頼性は劣る。そのため、偏った情報の収集をするのではなく、広く冷静にフェイクニュースに騙されないように注意したい。

2020/01/19

感想・レビューをもっと見る