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落合博満論 (集英社新書)

落合博満論 (集英社新書)

落合博満論 (集英社新書)

作家
ねじめ正一
出版社
集英社
発売日
2021-06-17
ISBN
9784087211733
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落合博満論 (集英社新書) / 感想・レビュー

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クプクプ

私は愛知県出身の父の影響で落合がロッテから移籍する前から中日ファンでした。落合が中日に在籍していた頃は私は青春時代に突入していく時期でした。この本では英智(ひでのり)について発見がありました。しかし、最大の山場は、ねじめ正一と川相昌弘との対談でしょう。川相昌弘のお父さんは熱烈な巨人ファンだったということや、昔は情報が少なくて監督の言うことは絶対だったと書かれていました。落合博満はアマチュア時代は野球が楽しかったがプロになってから野球を面白いと思ったことはないという言葉に美学を感じました。

2021/12/21

雲をみるひと

ねじめ正一による落合博満論。現役選手の山川穂高など第三者とのエピソードが満載など作者の色がよく出ていて、かつ落合の魅力もよく表現されている。落合がテーマの本は自身の著書含め監督時代や退任直後に多く出版されているが他の落合本と一線を画す内容で落合好きは必見だと思う。

2021/08/19

みこ

落合博満論とはいうものの、方々で語られている落合の野球人生や野球論に付け加えられるようなより深く新しいものはなかった印象。勿論、最近になって落合に興味を持ったという落合ビギナーにはお勧めだが、本人がとうに第一線を退いて何年もたつので今更そういう人も希少かもしれないが、それよりも論というより周辺人物が好き勝手に語っていてそこを軽く読む分には十分楽しめる。

2022/01/11

katoyann

落合博満ファンである作家による人物評論。落合が社会人時代に臨時工として東芝府中に勤め、「ペーペークラブ」という臨時工のサークルに参加していたというエピソードが印象的。天才打者と評され、勝負にこだわる一方で、社会的地位の低いとされている労働者との交流に楽しく参加していたという。表面的に話を聞いていると、勝ち組の論理を話していると誤解されがちなだけに、抑圧される立場をよく理解していたという分析が新鮮だった。 ただ、山川穂高の評論はちょっとお節介な気も。落合と対談したから落合の継承者と期待するのは「?」だった。

2021/06/23

tetsubun1000mg

長嶋茂雄の大ファンで長嶋本も書いているねじめさん。 入団時に「長嶋監督を胴上げするために巨人にきた」と発言した落合氏に注目してその言動を見て落合ファンになったようだ。 一度直接対談したようだが、落合氏とはやや距離感が感じられた。 プロ野球のトップ選手同士でないとその野球理論は理解できないのだろう。 作家らしく元選手・コーチを経験した川相氏や社会人野球の東芝府中時代の同期の選手に取材したり、奥さんと交友のある女優の富士真奈美さんへのインタビューなどと落合氏の周辺から構成した内容も変化球として結構楽しめた。

2021/08/21

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