読みたい本がここにある

Facebook Twitter LINE はてブ

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫)

作家
京極夏彦
出版社
集英社
発売日
2019-11-20
ISBN
9784087440430
amazonで購入する Kindle版を購入する

文庫版 書楼弔堂 炎昼 (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

KAZOO

前作に引き続いて6つの物語を楽しみました。今回は松岡國男(後の柳田國男)と塔子という若い女性が狂言回しをしています。一つ一つの話に明治時代の結構有名な人物が出てきてこの本屋との絡みでもって楽しませてくれます。演歌師の添田唖蝉坊が出てきたのには驚かされました。作者がすごい勉強家であるというのがわかります。まだ続くのでしょうか?

2020/01/23

Kazuko Ohta

何の知識もなくとも書けそうな本が溢れる今、こんなにも丁寧に書き上げられた本を読むと嬉しくなるのです。しかも単行本をそのまま文庫化するのではなく、文庫は文庫で見開きにちゃんと字が収まっている。この京極さんの凝りようが嬉しくてたまらない。本好きで、想像できたなら必ず足を踏み入れたくなる弔堂。訪れる実在の人物たちは本当にこうだったかもしれません。人が死なねばならぬ義などない。生きてこそ。澤村伊智さんが敬意を表している京極さん。『ししりばの家』を読んだあとこれを読んだら、幽霊いないよと言いたくなってしまう(笑)。

2020/02/13

ポルコ

塔子さんのキャラがとても切なくて可愛いらしいし、京極夏彦大好きな柳田国男が出ずっぱりでパート2もとても楽しめたけど、どうにも同じ表現の繰り返しが、ページ数合わせの水増し感があって、ちょっとイライラ。どうしても長い話にしなくてもいいような気はするけど…それが京極本の宿命みたいなものになってしまったのかも。

2019/12/02

ponpon

シリーズ第2巻。明治期の古書店・弔堂を舞台に店主と訪れた客との問答を通して、文学・宗教そして筆者お得意の幽霊等の怪奇譚まで様々なテーマで、後に民俗学者となる松岡(柳田)國男と塔子なる女性を語り手にして蘊蓄交えて語り倒す短編集。登場する客も勝海舟・乃木希典そして平塚らいてう等の豪華な面々。各篇どれもが魅力あるが内向的な乃木希典との対話が秀逸かな。豪胆な勝海舟の篇も面白いです。そんな対話を繰り返し、当初は文学を志していた柳田を民俗学へ転向させていく構成も妙。それほどの分厚さもなく愉しく読み通せます

2019/11/22

えみ

あなたはもう見つけただろうか。生きる理を著したあなただけの一冊を。歴史の中で既に名声を上げた者、これから来たる未来の先で名声赫赫たる活躍を世間に見せた者…。何を為し生きていくのか。生きる目的となる才能と心を繋げるように指針となる其々の一冊を書楼弔堂の亭主が差出してくれる、シリーズ第2弾。今回も迷える者達は溢れんばかりの書物の中で知識の深い森へと誘う亭主の語りに彷徨い、己を見つめ直し、何かを感じ、自らの力で抜け出していく。生涯ただ一冊を鍵として…。「幽霊の正体見たり枯れ尾花」亭主の幽霊論が忘れられない。

2020/02/05

感想・レビューをもっと見る