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下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

作家
池永陽
出版社
集英社
発売日
2020-10-21
ISBN
9784087441697
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下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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タイ子

シリーズ第2弾。下町の赤ひげ先生、真野麟太郎。辛い目に遭った女子高生の麻世を引き取り暮らすうち、彼女の中の何かがだんだん変わっていく。麻世の過去に関わる母親の事件がわだかまり、武術の鍛錬に力を入れていく。麻世にぞっこんの麟太郎の息子、それを知ってか知らずか全く関与しない麻世との関係が面白い。不倫で妊娠した女性、老々介護の夫婦の関係、好きな女性に関心を向けるため自傷する青年、幼馴染の秘めた恋。生きることを諦めないこと、簡単なようで差し迫った人にとってなんて難しい言葉なんだろう。時に涙しながら教えられる。

2021/03/25

ぶんこ

前作に引き続きの読書。今回印象に残ったのは、診察室に限らず目の前の人の言動に違和感を覚えた時の大先生、若先生たち医師の探究心。医師の凄さを感じました。また章介さんと八重子さんの恋も印象的でした。二人ともが自分の気持ちを相手に告げぬまま、そっと見ているだけ。章介さんの最期が辛すぎて、私が八重子さんだったらずっと引きずりそうです。どうして言わなかったのだろう、どうして言ってきてくれなかったのだろうと。やっぱり声に出すことは必要と痛感。麻世さんも少しは前に進めたようでよかったです。

2021/01/13

楽駿

品川図書館本。1巻に引き続き、現代版赤ひげ。下町の人情老医師の診療所に集まる患者や友人の過去と問題に、優しくお節介を焼く。そのおかげで、生き直していかれる人、静かに命を終える事を選ぶ人。様々な問題を抱えて、やぶさか先生の所に一緒に暮らすことになった麻世も、あれほどかたくなだった心も、幾らかほぐれてきたようだ。やっぱり、珈琲屋シリーズより、このシリーズの方が好きだ。きっと、辛い結末でも、優しく控えめに描かれているからかな。困った時にこんな風に相談できる人がいるかどうかで、人は頑張れるか、否かが決まる。お薦め

2020/12/01

Yunemo

7章全般に通ずる人の心の温かさ、今の時代に忘れかけてるものかもしれません。下町風情という一言では言い表せませんね。大先生の心意気が、自身に無い感情を逆立てくれます。それぞれの章で登場する人達の生き様、簡単にはできない生き方、自身にはとてもできないな。出来たらいいなという想いと、それは無理という狭間で揺れてしまいます。気長にほどほどに、楽に生きる、分かるんだけどこれがなかなか。麻世の存在、前作からの成長が垣間見られてうれしくなります。食事を作る姿と道場での凛とした姿、そして不器用さと併せ持つ直感にほれぼれ。

2020/11/22

shi-

大好きなシリーズの続編。 今作も良かったぁ。命の大切さや人間の弱さとそれを克服できる人間の強さ、そして夫婦愛、たくさんのほっこりできるエピソードが溢れていた。「カレーの味」は中でも良かったなぁ。 そして八重子さんの暖かくも辛く悲しい重い過去。麻世ちゃんここからまた更に強くて、優しい素敵な女の子に成長していくのかな?? ずっと追っていきたいシリーズ。

2020/11/15

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