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下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫)

作家
池永陽
出版社
集英社
発売日
2020-10-21
ISBN
9784087441697
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下町やぶさか診療所 いのちの約束 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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おしゃべりメガネ

「やぶさか」大先生の続編です。武闘派女子高生「麻世」もだいぶ安定?してきてます。大先生の息子「潤一」も相変わらず空気の読みにくい発言はありますが、それでもキャラが安定してるのは続編だからこそなのかもしれません。本作はサブタイトルにもあるように全編通して'いのち'のお話です。喜怒哀楽、あらゆる'いのち'について書かれており、改めてその大切さについて考えさせられます。少し気になるのが、作者さんの他のシリーズ「珈琲屋」にもあるとおり、一部の話が繰り返し綴られてるトコかなと。更に続編が出たら読むか悩みますね。

2021/06/24

モルク

真野浅草診療所、通称やぶさか診療所の大先生麟太郎と元ヤン超美形の女子高生麻世の繰り広げる人情味溢れる作品第2弾。ちょっとお節介だが思いやりある大先生と感の鋭い麻世が隠された真実を見つける。大先生の幼なじみ章介と長年診療所に勤めるベテラン看護師八重との若かりし頃の秘めたる恋、今でも抱く想いを描いた「秘密」が特によかった。また続編あるのかな。

2022/03/03

初美マリン

シリーズ二作目。更に深みがましていっきに読みました。

2021/12/14

ふじさん

自殺未遂をした美少女高校生の麻世と患者や地域で慕われ大先生の物語の第2作目。第3章「カレーの味」、老老介護の過酷な現実ではなく、長年夫婦が育んできた老夫婦の真実の愛、惜しみない愛からささやかに奇跡が生まれる。第6章「疑惑」、独身を貫いた孤独な男の知られざる真実、これが思わぬ展開があり、男女の思いがかみ合わず、思わぬ終末を迎える、ちょつと哀しい話。大きなテーマの疑惑の決着には、作家の暖かい眼差しを感ずる。二つの章の話が良かったが、それ以外も切なく愛おしい人情物語だ。

2022/02/27

タイ子

シリーズ第2弾。下町の赤ひげ先生、真野麟太郎。辛い目に遭った女子高生の麻世を引き取り暮らすうち、彼女の中の何かがだんだん変わっていく。麻世の過去に関わる母親の事件がわだかまり、武術の鍛錬に力を入れていく。麻世にぞっこんの麟太郎の息子、それを知ってか知らずか全く関与しない麻世との関係が面白い。不倫で妊娠した女性、老々介護の夫婦の関係、好きな女性に関心を向けるため自傷する青年、幼馴染の秘めた恋。生きることを諦めないこと、簡単なようで差し迫った人にとってなんて難しい言葉なんだろう。時に涙しながら教えられる。

2021/03/25

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