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本と鍵の季節 (集英社文庫)

本と鍵の季節 (集英社文庫)

本と鍵の季節 (集英社文庫)

作家
米澤穂信
出版社
集英社
発売日
2021-06-18
ISBN
9784087442564
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本と鍵の季節 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ponpon

高校の図書委員、松倉と堀川を主人公とした学園ミステリーそして苦めの青春小説。彼らに謎解きの依頼があり、それを解き明かすのが基本構成だが、依頼主が伏せている暗部をも明らかにされ、一件落着という終わり方をしないのは著者らしい。やがて最終章では、松倉が依頼主となり驚くべき事態が明らかになるが、それまでの各章はここへの前振りだったのかと感嘆。最後の一行も味わいがあって良い。解説の「光と影のバランスが素晴らしい小説」には納得。松倉と堀川の適度な距離感が良いコンビで、続編の予定があるのが嬉しい。満足の一冊。

2021/06/25

enana

図書委員の男子コンビが挑むビブリオミステリー。続編も出るみたいなので期待

2021/07/25

NADIA

進学校である公立高校に通う「僕」こと堀川は、背も高く顔もいい目立つ存在である松倉と同じ図書委員を務めることで親しくなった。以前、先輩から出題された暗号解読に松倉が正解したことがあり、ちょっとした謎が持ち込まれるように。図書委員コンビが謎を解決するスタイルの連作短編集だが、学園ものとしては内容は少し重い。それでもテンポがいいのでサクサクと読み進めることができる。終盤にいつの間にか探偵役が変わっている所がとても新鮮で面白い。

2021/07/14

エドワード

高校二年生で図書委員を務める堀川次郎と松倉詩門が解決する様々な謎。同級生の家の金庫のダイヤル。美容院のロッカー。細部にわたって張り巡らされた<鍵>が痛快だ。舞台となる図書室。紙の匂いが懐かしい。米澤穂信さんの分身のような二人から、本への限りない愛情が伝わってくる。二人の間に流れる絶妙なバディ感と沁みる友情も高校生ならではの爽やかさ。最終話は家族のことを語らない松倉の意外な生い立ち。人間、表面だけではわからないことがある。松倉の親父の言葉「やばいときこそ、いいシャツを着るんだ。わかるか?」が印象に残る。

2021/07/04

ひぬ

図書委員の堀川次郎と松倉詩門が様々な謎に挑む連作短編集。開かずの金庫、美容室での貴重品の盗難、ない本、そして松倉の家族の抱える謎などに焦点が当たります。主人公二人が共に探偵役というのは珍しいと思いましたが、二人の性格の違い等からの別視点の推理の方向だったりと、ワンパターンにはならずに楽しめました。青春ミステリーという事で、著者の古典部シリーズに似たような雰囲気になるかと思いましたが、ほんのりビターな感じでした。謎自体も思ったような結末ではない事が多く、読後感は決して爽やかとは言えませんが、面白かったです。

2021/07/09

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