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絵金、闇を塗る (集英社文庫)

絵金、闇を塗る (集英社文庫)

絵金、闇を塗る (集英社文庫)

作家
木下昌輝
出版社
集英社
発売日
2021-06-18
ISBN
9784087442618
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絵金、闇を塗る (集英社文庫) / 感想・レビュー

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シキモリ

幕末を生きた天才絵師・弘瀬金蔵、通称<絵金>。その絵に魅入られた土佐の名士達の生涯を描き出す連作短編集。絵金に関する知識が皆無なので、ネットで作品を検索してみたところ、蝋燭の火に照らされた鮮烈な赤色が目に残る。絵の魔力に囚われ、夢と現実が交錯していく物語は「人魚ノ肉」にも近しい質感。狩野派からの離脱、歌舞伎役者との邂逅を経て、尊王攘夷の起爆剤となる絵金の作品。芸術は時代の写し鏡という言葉を借りると、最終章の幕引きが一層妖しく香る。しかし、絵画が題材の作品は実物を見ない限り、補完出来ない部分が多いですよね。

2021/06/26

上手いなあと思った。蝋燭に照らされる屏風絵の色彩や、漂う潮の香りなど、文章から五感に立ち上がって来る。知識として知っていた狩野派の隆盛から衰退へと向かう必然に、字面だけではない納得感があった。解説が高知出身の西原理恵子氏の漫画。強烈で笑ってしまった。しかし、作品の余韻を味わいたい人はしばらく経ってから読むことを推奨します。

2021/07/20

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