青少年のための小説入門 (集英社文庫)
青少年のための小説入門 (集英社文庫) / 感想・レビュー
みーちゃん
「インチキじゃねぇ小説を書こうぜ」中二のいっちゃんと識字障害のヤンキーの登。2人は協力して小説を書くことになる。 登は、識字障害ではあるけれど、その分、耳で聞いたことをすぐに理解したり、記憶したりすることが上手になったのかな、すぐに今まで読んできた色々な小説の内容を結び付けられて、とても凄いなと思いました。 だからこそ、登といっちゃんはとてもいいコンビだったと思います。また、小説家って大変なんだなと…。これに出てきた小説、気になるものは読んでいきたいです。( ˘͈ ᵕ ˘͈ )
2022/03/03
佳蓮★道央民
★★★★★★★七つ星👏初読み作家さんで、私と同じ発達障害の登さんと、一真が小説作家になる話。ディスレクシア(LD)生まれつき、読み書きが出来ない障害。私も軽度知的障害を持ってて、IQがかなり低いから、数字とか、その言葉の意味を理解するまでに凄く時間が掛かってしまい、けど、小説だけは何故か読めて。だから、小説読むのは、作家さんが小説を執筆するくらい好きです✨何て言うか、作家って凄いなってまた改めて認識されました。作家ってカッコイイし、私には尊敬に値します。小説好きにはオススメです!ありがとうございました。
2021/08/27
ぼっちゃん
文庫で再読。小説の中に面白い小説とは何か研究してシーンがありそこに上がっていたように、字を読み書きできないヤンキーといじめられっ子の中学生が小説家を目指すという新鮮な設定で、主人公たちのキャラクターも魅力的であり、この二人は本当に上手くいくのかワクワクして読めて非常に面白かった。また研究のため色々な小説が出てくる、小説愛の詰まった小説でお薦めです。
2021/09/24
よっち
中学2年だった一真が万引きを強要された現場でヤンキーの登と出会い、幼い頃から自由に読み書きができなかった彼と共に小説家を目指す青春小説。文字を読むのには苦労する登が一真に小説の朗読をしてもらって、彼が頭の中に湧き出すストーリーを一真が小説にする日々。そして一真が出会った少女・かすみとのほのかな恋。二人で多くの印象的な作品を読みながらコンビで小説家を目指すべく試行錯誤を続ける二人が、作家になってから少しずつ歯車が狂ってゆく展開はもどかしくて、けれどそんな彼らのままならない青春にはぐっと来るものがありました。
2021/08/22
ツバサ
小説を書くために費やす情熱の日々は、良い青春でした。様々な方法で小説を書くために工夫を凝らすのは興味深いことばかりでした。少年と青年の2人で1人の関係を追っていくのが楽しくて仕方なかったです。最後まで読ませる展開でした。
2021/08/22
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