KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集英社文庫)

高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集英社文庫)

高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集英社文庫)

作家
周防柳
出版社
集英社
発売日
2021-10-20
ISBN
9784087443080
amazonで購入する

高天原 ── 厩戸皇子の神話 (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

紅香@新刊購入まで積読消化あと4冊⭐︎

他の国に引けを取らぬよう国史を作りたい。厩戸皇子は舟史龍へ命令し、各地に伝わる物語を摘みに行く。。『古事記』の足掛かりとなっていく物語にも一筋縄ではいかない。物語のお陰で隠喩された出来事は沢山あるのではないだろうか。それは本来あってはならない秘め事。『しかたがない。ものを語る者はおのれの利からしかものを語らぬものじゃ』俯瞰してみればこの物語も夢のまた夢。『おのごろ島のいざない神』が印象的。やっぱりこの時代は余白があって面白い。

2022/05/30

TheWho

前読の「蘇我の娘の古事記」の続編で、古事記の基となった天皇記、国記の成り立ちを綴った前述談的な古代史絵巻。物語は、「蘇我の娘の古事記」で、天皇記と国記を持ち出した船恵尺の父親の船史龍が聖徳太子こと厩殿皇子に呼び出され国史編纂の為各地に残る旧家の神の言い伝えや伝説の現地調査を命じる所から始まる。そして、それら別々の伝説のエッセンスを繋ぎ合わせて壮大な国史を創作する厩戸皇子の驚愕な深謀遠慮が、物議を醸す内容として描かれている。ともあれ悠久の古代史絵巻を堪能した1冊です。

2022/07/01

セイコリーノ またの名を「本の海賊」

まずまず、面白かった。シシ神様がでるのは、奈良の山々だったのですね。

2023/05/29

かみーゆ

『蘇我の娘の〜』が素晴らしかったのでこちらも。悠久な感じ(語彙が…)がホントにステキ。神様の名前が全然覚えられないこともあって読み急げないので、余計にゆっくり浸れるのがいいです。蘇我馬子が魅力的に描かれてるので、勝手に悪役というイメージ持ってましたけど変わりますね。他の方の感想にもありましたけど、こういうの大河ドラマでやって欲しいなあ。

2022/02/23

のり塩

以前、周防柳さんの「蘇我の娘の古事記」も読みました。普段は江戸の時代小説を好んで読みますが、さらに古い時代を背景とした周防さんの作品を読むと、この国の黎明期に思いを馳せることができて、悠久の時の流れを感じます。漢字の読み方が難しかったり、血縁関係がややこしかったりするのも、焦らずに読めばひとつの楽しみです。

2021/12/27

感想・レビューをもっと見る