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彼女たちの場合は 下 (集英社文庫)

彼女たちの場合は 下 (集英社文庫)

彼女たちの場合は 下 (集英社文庫)

作家
江國香織
出版社
集英社
発売日
2022-04-21
ISBN
9784087443714
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彼女たちの場合は 下 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ぶち

【秋なので旅の本月間】旅は非日常ではあるけれど、逸佳と礼那は旅先の土地で暮らしているようにお茶を楽しみ、食事を楽しみ、人との触れあいを楽しみます。そして、二人が決めた旅のルールの一つが、"旅の間にあった出来事は永遠に二人だけの秘密にする"ということ。でも、礼那が言うように、旅での思い出は「あとから話しても絶対にわかってもらえない秘密の瞬間」なんです。その時にその場にいた二人にしか分からないのです。それは、私の中だけに息づいている私自身が感じてきた旅の瞬間、瞬間の思い出のことなのだと発見したのです。

2022/09/23

エドワード

少女たちの旅は続く。家族は心配でたまらない。私が父ならもっと取り乱すだろう。葉書は来るが居所はわからない。クレジットカードを止めても無駄だ。初めて働いてお金を得る少女。彼女たちはとっくに親離れしている。ずっと、ハラハラし通しの下巻。礼那の両親のすれ違いが気がかりだ。終盤で決定的な未来の予言が記され、私は打ちのめされた。ニューメキシコ州までたどりついた数ケ月の旅を終え、二人はニューヨークの家族の元へ帰って来たんだよね、江國さん。かけがけのない経験をした、少女たちの未来は明るい。だけど私の心は少し暗い。

2022/05/07

あぁ・・・読み終わってしまいました。旅の資金を稼ぐために、歳を誤魔化してアルバイトする日々、 庭に薔薇が沢山咲いていて、猫がお出迎えしてくれる可愛いホテル、 狭い街に観光に来ている唯一の日本人におせっかいながら親切に接してくれる人々 キャンピングカーでの移動 心許ない金銭でやりくりしながら食べるその街での食事。 まだまだ子供だけれど、立派な旅人をしている2人の少女。 目的があったわけじゃない。ただ行けるところまで行ってみた。 きっとまた読み返したくなる、そんな大好きな旅本になりました。

2022/08/02

よしよしニャンコ

遂に読み切ったという感じ。上巻に引き続き、従姉妹どうしの日本人少女2人のアメリカを巡る旅路を辿る。上巻はアメリカのスケールの大きさを感じる風景が印象的だったが、下巻はそうした情景描写がやや鳴りを潜め、2人やその親たちの心情の変化に迫っているように感じた。さほど劇的な事件は起こらないが、やはり10代の少女2人だけの旅はハラハラさせられて仕方ない。しかし私の性格では一生体験できない旅をさせてもらったようで、まさに小説の醍醐味が詰まった物語だ。旅を終えた後、2人がどんな人生を歩んだかを想像せざるをえない。

2022/09/01

えいなえいな

いいですね、江國さんのロードノベル。今までにない感じです。少女二人の旅は淡々と事象を追いかけ、たまに挿入される親たちの場面で現実世界、というか江國ワールドを感じさせてもらえます。大人になるとどうしてこうなってしまうんだろうなぁ、と思いながら読んでいました。旅の中で成長し、現実に戻ってからこの二人はどうやってこれからの人生という旅を歩んでいくのか、いろいろ考えると楽しくなります。

2022/07/12

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