短編旅館 (集英社文庫)
短編旅館 (集英社文庫) / 感想・レビュー
オスカー
「短編ホテル」よりこちらの方が読みやすくてなんとなくオチはわかるんだけど面白かった。泉ゆたかさんの「宝塚の騎士」。亡き母との約束のため興味がない宝塚へ。同級生に両親が教師のコがいて入学式や運動会には来てもらったことがないと言っていたのを思い出した。自分より自分と同年代の他の子どもたちを優先しているってイヤだよね。仕事だとわかっていても。宝塚の舞台とうまく絡ませていてまた舞台を観たいなぁと思った。宇山佳祐さんの「父さんの春」は父と息子のドタバタ恋愛話。ちょっと長いかな。電車で本を読むために旅をしたくなった。
2022/12/22
しばこ
「ホテル」でもなく「ペンション」でもなく、「旅館」という和の佇まいが印象的な短編集ながら、ファンタジー的な話からコメディ要素の強い話までバラエティに富んでいる。最後の作品は、ラストを飾るのにピッタリな話だと思った。
2023/01/17
Mayrin
「旅行」じゃなく「旅館」、いいですね。旅する側からだけじゃなくて、おもてなし側から見る物語が良かったです。泣ける話も笑える話もあり、面白かったです。
2022/12/25
bluelotus
★★★☆☆ 宇山佳佑さんの『父さんの春』は声を出して笑ってしまった(笑)脚本家さんだったこともあって文章にリズム感があり、映像として脳内に浮かんだ。
2023/01/31
agtk
このところしばらく旅行に行けなかったが、そろそろ……と思っていた矢先に目に入ったのが本書。5つの話が収録されていて、それぞれ味があって楽しめた。笑えたのは「父さんの春」、切ない感じで好きなのは「楪の里」「宝塚の騎士」。
2023/01/01
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