罪深き海辺 下 (集英社文庫)
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罪深き海辺 下 (集英社文庫) / 感想・レビュー
神太郎
上巻でメインを張った干場が一旦山岬から退場し、老刑事、安さんが捜査をすすめる。上巻で散りばめられたあれやこれやが次第に一本の線となる。会話劇で進むためだろうか、非常にサクサクと読み進めることができてしまった。ラストは駆け足のようだが、わりかしキレイに着地した。エンタメ小説としてクオリティが高く満足です!
2023/10/04
都人
上・下併せて800pを超える長編。巻末で書評家は大沢版西部劇と評しているが。
2023/10/06
厭世GUY
かつてのユートピア構想も潰え財政破綻目前の小さな島。島1番の財力を持っていた一家の途絶えていたと思われたその親族(主人公)が突然島に現れたことで、自治体や暴力団、島で幅を聞かせている弁護士など、いろいろな人間や組織の思惑がからみ合い、やがて殺人事件に発展していく。そして、それが島1番のかつての大事件の真相の蓋を開けることに。主人公のハードボイルドなキャラ付けが功を奏し、最後まで読める作品。
2023/05/29
bela
誰が味方で誰が黒幕か分からぬまま悪徳刑事や弁護士の不審死が相次ぐ。町ぐるみの利権を巡っての癒着、古からの怨恨、ヤクザ達の抗争等も激化していくなか、引退間際の刑事と唯一の遺産相続人干場が最終的にタッグを組み、町の真相を解いていく。ハードボイルドとして読み進めていたがラストのどんでん返しがお見事でこれぞ極上エンターテイメント!閉塞感のある町を舞台にした作品に外れなし。
2023/05/20
猫のかずは16歳
下巻も一気読み!面白かったけど幼い頃に邪険にされただけで、ここまでするか?87
2023/06/01
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