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怪物 (集英社文庫)

怪物 (集英社文庫)

怪物 (集英社文庫)

作家
福田和代
出版社
集英社
発売日
2013-05-17
ISBN
9784087450774
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怪物 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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まこみん

定年間近の刑事、香西は〈死〉の臭いを嗅ぎとる力を持ち、過去に秘かにその力を使ってきた。15年前の未解決少女殺人事件の犯人も判っていながら、時効になってしまっていた。ある男の失踪を追う事になった彼は、最後の足取りが、死体を一切の跡形もなく消してしまう処理場で働く男、真崎の処で途絶えている事に気付く。真崎の研究室からはあの死の臭いが。真崎をマークする香西だが、思わぬ事態になり…守りたい人の為に取った行動は。香西にはこの道しか選べられなかった。ラストは妙に清々しい。

2019/09/16

miww

初読みの作家さん。「死」の匂いを嗅ぎとる事ができる刑事、香西は捜査の中で地下に存在するゴミ処理場へ。犯人と確信しながら逮捕出来なかった男や行方不明者を追うストーリーかと思っていたら意外な展開に。怪物は一体誰なのか、その所以は?と一気読み。壊れて堕ちていく彼と「あちら側」で待っている彼、どちらも人間の怖さにゾッとした怪物でした。

2017/03/27

アッシュ姉

福田さん初読みなのに、あらすじにデジャヴ。ドラマを観てつまらなくて寝落ちしたのを思い出し、期待せずに読み始めたが、どう転がるか先の見えない展開に引き込まれた。予想外の着地点に驚いたが、そこに至った心の動きをもっと知りたかった。主要人物三人の心情が理解しきれず、想像をめぐらせるには材料が足りない。消化できない違和感が残り、全体的に惜しい印象(何様ヨ?エラソーにスミマセン)。最後まで一気に読ませる面白さはあったので、機会があったら他の作品も手に取りたい(まだエラソーだヨネ)。

2016/06/27

papako

momiさんにいただいて、お気に入りさん達が読まれていて。香西は、人の『死』の匂いを嗅ぎとることができる刑事。定年直前になり、未解決事件の幼女殺人事件の犯人堂島に再び迫る。そして増える行方不明者。そして疑惑の中心にいる真崎。『溶かす』と行方不明者。怖いですねー。こうしかないよね。という結末だった。香西の陥った穴は、『死』の匂いが分かるというおごりだな。私は死んだら骨も残したくないから、溶かしてもらいたいな。

2019/10/10

眠る山猫屋

ドラマも鮮烈だったが、小説も素晴らしい。〝死〟の匂いを嗅ぎ分ける能力を秘めた退職間近の刑事・香西。時効を過ぎた幼女殺人事件とある男の失踪に〝死〟を嗅ぎとる。たどり着いた先にいた男・真崎はハイスペックゴミ処理施設に勤め、人間だって完全に処理出来ると嘯く男。かつて逮捕できなかった容疑者の死体の処理を真崎に依頼した時、香西は一線を越えていた・・・。怪物とは誰か。香西は誰の為に暗闇に歩み寄ったのか。何の為の正義、誰の為の司法なのか?もし自分だったなら・・・。陽炎のように現実を揺らがす描写に溺れかけた。

2017/04/17

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