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安井かずみがいた時代 (集英社文庫)

安井かずみがいた時代 (集英社文庫)

安井かずみがいた時代 (集英社文庫)

作家
島崎今日子
出版社
集英社
発売日
2015-03-20
ISBN
9784087452990
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安井かずみがいた時代 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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エドワード

70年代、中学生の私には、中三トリオ、キャンディーズ、ジュリー、新御三家が遥かな憧れだった。「危険なふたり」や「よろしく哀愁」の詞を書いた、安井かずみ。煙草、酒、クルマ、新しい女性、真のセレブ。バブル景気の80年代、流行歌の主流はシンガーソングライターの作品になる。松田聖子の曲が松本隆とユーミンの作になることがその象徴だ。大学生の私には、歌謡曲はキラキラ輝く等身大の現実だった。まさに世は歌につれ。加藤和彦と結婚した彼女はコンサバへ向かい、流行が彼女を追った。その後の日本を知らない彼女は幸せかも知れない。

2015/04/05

林 一歩

ドノバンが自殺した直後に、なかにし礼氏がワイドショーで、彼をボロクソに言っていた事を思い出し、切なくなった。

2016/07/18

Juichi Oda

「人気作詞家であり、時代の先端をゆくファッションリーダーであり、ファーストクラスで世界を旅するコスモポリタンであり、恋から恋を渡り歩く奔放な」安井かずみという女性を30人近くの人々のインタビューで描いたドキュメント。多くの女性たちの憧れの存在であった彼女の人生は、二度目の結婚である加藤和彦との暮らしの前と後で評価が二分されている。それがいいとか悪いではないけれど。人物像もさることながら、日本の時代がどう変わってきたのか、夫婦というものはどういう仕組みなのか、多面的に考えさせられる、とても面白い一冊だった。

2016/01/29

しんこい

危険な二人、草原の輝き確かに知っていますが、結婚した後は加藤和彦の曲のみに詞を書いて理想の夫婦を演じるかのごとく生きていたとは知りませんでした。60年代というのは、それまでと大きく生活も文化も考え方も変わった時代という気がしますが、憧れの対象、ロールモデルとなったのもわかる気がします。表紙の写真もヨーロッパの女優です、と言われて信じそう。

2015/09/22

わいほす(noririn_papa)

吉田拓郎の証言が秀逸。私は作詞家としての安井かずみと「あのすば」の加藤和彦としてしか二人を知らないが、身近で二人のきらめく才能も弱さも知り尽くした拓郎だからこそ言える辛辣さとやさしさの拓郎節に二人への深い思いを感じる。これらの言葉を引き出した著者も素晴らしいが、全体としては時代と女の生き方みたいなまとめでくくろうとしすぎている感があって、証言者の言葉とその時代背景の簡単な解説だけでよかったのではないだろうか。今は亡き加藤さんに「ちょっとは俺のことも頼りにしろよ」と思ったという拓郎さんの思いが切なく響く。

2015/04/12

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