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七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

七つの会議 (集英社文庫)

作家
池井戸潤
出版社
集英社
発売日
2016-02-19
ISBN
9784087454123
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「パワハラ演技が凄すぎ…」 映画「七つの会議」予告映像に大反響

 2019年2月1日(金)から公開される映画「七つの会議」の追加キャストが判明。予告映像も解禁され、「怒号とパワハラのオンパレードでめっちゃ見たくなった!」「出演陣が豪華すぎる…」と大反響が巻き起こった。

 同作は池井戸潤が描いた同名小説が原作。営業一課のぐうたら係長・八角民夫は、トップセールスマンである課長・坂戸宣彦からパワハラを受けていた。坂戸はパワハラを訴えられ、委員会から異動処分を下されてしまう。すると平凡を絵に描いたような男・原島万二が新課長に就任。しかしなかなか成績を上げられず、悶々とした日々を送ることに。一見どこにでもある会社の風景だが、想像を絶する“闇”が隠されていた。パワハラを受けた八角は復讐とばかりに会社の裏側を暴いていくが、社会全体を揺るがす事件にまで発展していき―。

 主人公の八角を野村萬斎が務め、坂戸には片岡愛之助を抜擢。さらに香川照之、及川光博などの出演陣が脇を固めており、公開前から話題となっていた。また、朝倉あき、岡田浩暉、土屋太鳳、溝端淳平、小泉孝太郎、勝村政信などの精鋭13名が追加キャストとして出演することが明らかに…

2018/9/24

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「野村萬斎がサラリーマンを演じるとは!」 演技派集結で池井戸小説『七つの会議』映画化にファン大興奮

『七つの会議』(池井戸潤/集英社)

 池井戸潤の長編小説『七つの会議』が野村萬斎主演で映画化され、2019年に全国公開されることが分かった。この発表にファンからは、「キャスト陣からして期待大」「野村萬斎がサラリーマンを演じるとは!」と大反響が巻き起こっている。

 原作小説は2012年に発表され、翌年にはNHK土曜ドラマとして実写化もされた人気作品。中堅メーカーを舞台に繰り広げられる衝撃のクライム・ノベルで、決して明るみには出せない暗部を浮かび上がらせ、「日本の今・企業の正体」をあぶり出す様子が迫真の筆致で展開された。

 今回の映画化で、エリート課長を社内委員会に訴える「居眠り八角」こと八角民夫役を演じるのは野村萬斎。野村にとって“サラリーマン”役を務めるのは初めてのことで、「八角は一癖も二癖もある決して平凡ではない役どころなので、演技すること自体が新たな挑戦だなと思います」とコメントしている。

 共演には香川照之・及川光博・片岡愛之助・音尾琢真・立川談春・北大路欣也と、演技力に定評のある実力派が集結。監督は「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」など池井戸…

2018/5/20

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七つの会議 (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

W-G

短編を連作にしたもの。私的評価としてはイマイチ。社内でいったい何が行われたのか、第二話あたりでほぼネタが割れており、もう一山何かあるのかと思いきや、不正を誰がどこまで把握していたのか、という論点だけで進行し続けるのが弱く感じたのだろうか。しかも、その中で軸となる視点人物の不在も没入出来ない理由の一つ。八角がそのポジションであればまた違ったのかもしれないが、彼の内面が描かれるのは最後だけで、それまでは他者の目線からのみ物語に登場する。ドーナツの話も閑話休題でしかなく、特に前後に絡みがないのがスッキリしない。

2019/09/09

Nobu A

予備知識なく書架から取った図書館本。東京建電の会議中、堂々と居眠りする八角民夫の第1章から始まり、次章では打って変わって老舗の中小企業社長、三沢逸郎の話。そして東通の事務員、浜本優衣の偽寿退社と続き、オムニバス構成かなと。各章面白いが徐々に繋がりが見え始め、全貌が浮き彫りになる。登場人物一人一人の生い立ちを遡り、組織の人間関係性や化学反応を緻密に描写。練りに練った物語展開。報道で知る企業の巨額リコール隠蔽の内情って本書のように起こるのかなと思わせる程の現実性。池井戸潤著書14冊目。個人的には一番お勧め。

2023/10/27

nanako

外国の自動車メーカーのデータ偽装を他人事のように見ていましたが、日本のメーカーでも同じことが起こりました。日本企業は「そういうことはしない・・・」との思いが裏切られ凄くがっかりしました。近年、コンプライアンスがこれだけ色々な場面で取り上げられられるのは、それだけコンプラ上の問題が実際に多いのだと思います。「七つの会議」面白かったです。人にはその人なりの事情や、思いがあるんでしょうが、いかに最後の局面で不正に手を染めず、踏みとどまれるかだと思いました。最後は個人の正義や道徳観の問題になるんでしょうか。

2016/06/12

chinayo

ある大手企業の子会社で起こる7人の主人公をメインにし、最後は全員がキャストとして登場。サラリーマンだったら、共感できる場面があるだろう。

2017/02/15

bunmei

この冬、野村萬斎主演で映画化。今回は大手企業ソニックの下請けとなる中堅企業「東京建電」が舞台。これまでの様な大がかりな企業買収ではなく、どの企業でもありそうな癒着やパワハラ等をテーマにした7つの物語が盛り込まれ、それぞれの物語が繋がり合う連作。そして、次第に見えてくるのは、やはり会社ぐるみの隠蔽工作。窓際族の八角が、嫌な上司に立ち向かい、会社の取引に関わる不正の秘密に迫ります。ありふれた中堅電気メーカーを舞台に繰り広げられるジャパニーズ・サラリーマン物語。池井戸作品は、いつも企業の裏の怖さに迫りますね。

2019/01/07

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