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おれたちの約束 (集英社文庫)

おれたちの約束 (集英社文庫)

おれたちの約束 (集英社文庫)

作家
佐川光晴
出版社
集英社
発売日
2016-05-20
ISBN
9784087454420
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おれたちの約束 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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まさきち

恵子おばさんが札幌で運営し、中学生のみを預かる児童養護施設・魴ボウ舎を舞台に始まったシリーズの三作目。今回は中学卒業と同時に仙台の高校へ進学し、寮生活を始めた甥の高見陽介の物語。巻末におさめられたショートストーリーも含めて、今まで拗れていた関係が修復に向けて動き出していく内容にホッとさせられました。欲を言えば、もう少し恵子おばさんの登場シーンを味わいたかったです。

2023/01/04

はつばあば

文庫初レビューじゃないですか。怖いですね。おれのおばさんからずっと「おれたちシリーズ」にはまり込んでおりました。父親の不祥事から伯母さんの元で育った陽介も今回は高校生。仙台での寮生活で学生らしい生活を与えれた事を喜んでおりましたが東北大震災に出合う。一皮も二皮も剥けたようにも思えるが、陽介の本来の姿。父との葛藤も友達との友情のお陰で丸くおさまるようにも見える。勉強だけが人生じゃない、人とつるみ切磋琢磨できる友がいれば、それだけで幸せを手にしたようなもの。人との繋がりがどんなに大切か陽介を通して学んで欲しい

2016/05/24

ぐりぐら

久々のおばさんシリーズ。今作は仙台の私立高校に入学した陽介が描かれています。東北大震災に遭いますが、良い仲間や先生との出会いでますます逞しく成長する陽介。苦難ばかりでなく、キラキラとした青春を謳歌している雰囲気もあって救われました。親子の確執も乗り越えつつあるラスト。今後の陽介にますますエールを送りたい。

2016/06/15

メルル

陽介はついに児童養護施設から出て、高校生活を独りで送ることになる。けれど寮生活が始まり仲間に恵まれ、向き合わなければならない問題をクリアしていく。仲間との友情と家庭の問題や自分の気持ちそれぞれにぶつかりまた大人へと成長する。どんどん強くなる陽介が眩しい。温かい気持ちになった。

2016/06/23

http://naym1.cocolog-nifty.com/tetsuya/2019/05/post-015663.html

2019/05/22

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