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ユートピア (集英社文庫)

ユートピア (集英社文庫)

ユートピア (集英社文庫)

作家
湊かなえ
出版社
集英社
発売日
2018-06-21
ISBN
9784087457483
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ユートピア (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ゆのん

『ユートピア』か・・。誰しも理想とする状態ってあるだろうけど、この話の様に人間の内面の暗い部分からは絶対に逃れられないんだろう。自分より上と見れば妬み、自分より下と見れば見下す、憐れむなどなど。そういう感情も含めての人間なんだろうが『善意』にしても『悪意』にしても怖いな、人間って。集2018/3

2018/07/04

ソルティ

登場人物みんな嫌な人で最初から最後まで嫌ーな感じだけど、嫌じゃない部分もあるというか、人って一人一人いい所と嫌なところと併せ持っていて、これが普通だよな、と思う反面、こんな考え持たれてると信用ならない、とも思う。だから人って全面的に信用して付き合っちゃいけないのかも、と思う。子供も大人もみんな計算しながら生きている。「ただ、もう、今の自分はその姿がみっともないということを知っている。いや、気付かされた。カッコいい生き方、カッコいい自分、そこにしがみつこうとする姿がとんでもなく惨めなのだということを。」

2019/08/24

JKD

こういうイベントの立ち上げメンバーの典型でもある「ぼんやりとした仲間意識」の中にはどうしても自分がなんとなく主役になったような不思議な感覚に陥りやすい。傍目にはとても素晴らしく見える活動のはずだけど、本作品はこの脆弱な関係性を緻密にそして不気味に醸し出していたと思います。それにしても、こういう親を持つ彩也子と久美香は大変だな。ラストの手紙は感慨深いです。

2018/07/07

本読みたぬき

ミステリーとしてはいまいちだけど、地方の小さな町の閉塞感や、女性同士の微妙な関係、華やかなものへの憧れ、などがよく描けていると思いました。湊かなえさん自身の、淡路島で子育てママの経験がよく生かされています。私は都会暮らしでママでもないのですが、なんかわかるよ、という共感を覚えました。

2018/08/25

nayu

主観と主観と主観と主観。        一つの事象に対して無数の主観。      たったひとつの真実は、多勢に無勢の主観に負ける。     真実は主観の中に埋もれて見えなくなる。     これが現実。   人は見たいと思うものを見ようとし、見たくないものから目をそらし、見せたくないものは隠す。     真実とはあまりにも脆く拙く儚く弱い。       そんなお話。 面白かった。

2018/07/04

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