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九十九藤 (つづらふじ) (集英社文庫)

九十九藤 (つづらふじ) (集英社文庫)

九十九藤 (つづらふじ) (集英社文庫)

作家
西條奈加
出版社
集英社
発売日
2018-09-20
ISBN
9784087457865
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九十九藤 (つづらふじ) (集英社文庫) / 感想・レビュー

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しいたけ

ラストの切なさ、爽やかさ。「親の怠惰のつけを、どうして子が払わねばならないのか」。お藤の強さは真の強さ。人であること、女であること。商うということ、恋するということ。一本の幹に密度濃く詰まった物語。

2018/12/12

優希

面白かったです。口入屋に縁あって店主となったお藤ですが、どうも行き詰まっていました。そこで一世一代の大勝負をかけるのが格好良かったです。周囲の反発で江戸を揺るがしてしまうのが凄い。それでも確固たる心情を抱えて人生を切り開いていくお藤に掘れずには入られませんでした。時代劇でよく聞く「口入屋」が何なのかもわかりました。

2020/07/14

カレイ.シュウ

江戸期の人材派遣会社をバツイチ中年女が立て直す、お仕事小説。口入れ家業、商売の根本は人である。とのポリシーのもと、新事業に乗りだし、旧態依然の同業組合の親玉とも正面対決していく。ラブストーリーも絡めて大満足の一冊です。そのうち映画化されるのでは?

2019/01/21

ユメ

女の身で口入屋の差配となったお藤は、商いの才を発揮して傾いた店を立て直す。独自の発想で閉塞感漂う口入屋稼業に風穴を開けていくのが実に小気味いい。だが彼女の成功を同業者たちは敵視し、お藤の恩人・百蔵を後ろ盾に攻撃する。一瞬交錯したことで数奇な運命を辿る、お藤と百蔵の人生。惹かれ合う二人は悲恋にしかならないのかと胸を痛めたが、作者の粋な演出に拍手。それでも決して未来は安泰ではないけれど、世間並みの幸せといく型になど収まらず、九十九藤のように先の見通せぬ人生こそ面白いと言い切るお藤の凛々しさに惚れ惚れした。

2018/11/29

豆乳くま

一気読み。ページをめくる手が止められないとはこの事。口入屋の差配になったお藤。武家の中間はほぼ派遣だったなんて。しかし新規の開業で武家に食い込むのは難しいと考えたお藤は商家の奉公人に勝機を賭けるが。新しい考えを実行に移すのは女性の方なのかも。出る杭は打たれ大事件が起こるも知恵と勇気で乗り越えた。たった一度の出会いがお藤を強くしなやかな女性にし、なんとも胸熱なラスト。しばらく余韻に浸りたい。

2018/11/16

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