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自由なサメと人間たちの夢 (集英社文庫)

自由なサメと人間たちの夢 (集英社文庫)

自由なサメと人間たちの夢 (集英社文庫)

作家
渡辺優
出版社
集英社
発売日
2019-01-18
ISBN
9784087458299
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あらすじ

“さて、私は死にたい。心の底から死にたい”死に憧れ、リストカットを繰り返す女が病院で遂に決断。(「ラスト・デイ」)冴えない男が事故で手を切断。新型の義手で力を持った男は、悪者を倒す英雄に憧れ、夜の街に。すると、集団リンチの現場に遭遇し!?(「ロボット・アーム」)自堕落なキャバ嬢は、自分を変えるために憧れのサメを飼う。(「サメの話」)一行目から魅了される毒気と物語センスが炸裂する短編集。

自由なサメと人間たちの夢 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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オスカー

アニメ「日常」のはかせを思い出してタイトル買い。ファンタジーかと思ったら心理学よりだった。最初の「ラスト・デイ」最後にホッとした。読んでいて、妄想だね、って片付けられてしまうかもしれないけれど、本人の中では真実としてそこにあるんだと思う。「虫の眠り」の“皆、自分の描いたストーリーを信じて生きている。皆、各々が信じる夢の中で、生きているのだから。”がこの短編集を言い表している気がする。現実世界の事件とかでもみんなちょっとずつズレているんだろうな、って感じた。なんとなく皆川博子さんを思い出した。

2019/02/15

かば

小説を読みながら私たちは世界に裏切られる瞬間を待ち望んでいる。その快楽の源は比類なき想像力であるはずだが、また同時に現実の残酷さを醸成する言葉の力も必要なのだ。この作家は、その両方を兼ね備えている。一瞬で現実が転覆する瞬間も、そんな希望が現実に轢き殺される瞬間も、どちらも見てみたい。その我儘な欲望を叶えてくれた。これはとんでもない掘り出し物なのかもしれない。

2019/02/05

ちょん

思いがけず❗何とも思いがけず面白い本でした‼️例のごとく表紙のかわいい女の子につられて購入。なかなかパンチが…パンチ力がっ(笑)日との心の中の切ない部分に槍刺してくるような(笑)「虫の眠り」と「サメ」シリーズ、大好きな話でした…。またステキな作者さんを開拓できてよかったなぁと染々?

2019/02/04

うさぎや

短編集。どこか突き抜けていて、現実みがなさそうで、でもどこまでも質感のある「夢」の話。

2019/02/16

たくや

文庫化されたので再読。 以前、住野よるさんがお勧めしていた作品でもあります。短篇が7つ。客観的に見たら、ダメな人間のダメな日々を描いたお話。でも人間誰しもそんなダメなところ、弱いところを沢山抱えてそれでも毎日何とかやり過ごしている。だからこそそれぞれの短篇の主人公が最後にはひとつの決断を自分で下すところに勇気を貰える気がします。タイトルに関連する『サメの話』と『水槽を出たサメ』も好きだけど、『彼女の中の絵』も良かったです。頭の中がぐちゃぐちゃになった時に、何も考えずに読みたくなるような作品です。

2019/01/25

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