KADOKAWA Group

Facebook Twitter LINE はてブ Instagram Pinterest

ニューカルマ (集英社文庫)

ニューカルマ (集英社文庫)

ニューカルマ (集英社文庫)

作家
新庄耕
出版社
集英社
発売日
2019-01-18
ISBN
9784087458312
amazonで購入する Kindle版を購入する

ニューカルマ (集英社文庫) / 感想・レビュー

powerd by 読書メーター

ma-bo

ネットワークビジネス、所謂マルチ商法やねずみ講とも言われる世界に翻弄される青年の物語。なかなか感想が難しいなあ・・私自身は肯定も否定もしない。ネットワークビジネスの勧誘を受けた事もあるし、怪しげなイメージ(ビジネスモデルや扱っている商品)ではあるが経験せずに印象だけで批判したくはないからだ。ただ勧誘されても距離を置きたいのは事実。物語としては最後一見ハッピーエンドのようだがどうなんだろうか?

2020/02/20

harass

初読み作家。ネットワークビジネスを描いているとレビュで知り手に取る。三面記事的な怖いもの見たさで読んでいく。身につまされるところもあるが、典型的な転落やなと本の半分まで思っていたが、え、そうくるのとちょっと驚く。表題を見直した。これらの業界に参加するタイプ人間はいくらか馴染みがあるのもあり、あまり期待してなかったのだがなかなかおもしろい読書だった。

2019/01/30

GAKU

先日読んだ西尾潤さんの「マルチの子」に続き、またまたネットワークビジネスを題材にした作品を読みました。初読みの作家さんです。結末は「マルチの子」と同じ様な感じでした。結局マルチにハマる人って他者からの承認、仲間との帰属に飢えている人達なのかなと感じる。ある意味新興宗教にハマるか、マルチにハマるか紙一重といった感じですかね。以前私の学生時代の友人数人がマルチにハマり、執拗な勧誘にウンザリした経験があります。確かに周りからは白い目で見られ、友人なくしますよね。⇒

2022/01/17

Shun

ネットワークビジネスといっても一括りにできないほど多種多様な業態があるが、この作品では所謂マルチ商法を取り上げている。タイトルのニューカルマとは新しく生まれた仕事形態の持つ業ということだろう。バブル後のとりわけ若い世代の鬱屈した闇を、ネットワークビジネスにハマった主人公を通して描いている。主人公自身、初めはその勧誘を訝しんでいたが、彼を取り巻く厳しい現実もあり徐々にのめり込んでいく心理過程が腑に落ちていった。安易なハッピーエンドともバッドエンドともとれない終わりは読者に問題提起しているようでもありました。

2019/01/29

ねこミー

以前、新庄耕氏の作品を読んで読みやすかったので、この作品も読んでみました。ネットワークビジネスを題材にしていて、都心で現在起こっているような出来事を想像して読みました。主人公が意外に出世していくストーリーは予想外でした。親友のタケシはかっこよかったです。

2021/04/18

感想・レビューをもっと見る