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ニューカルマ (集英社文庫)

ニューカルマ (集英社文庫)

ニューカルマ (集英社文庫)

作家
新庄耕
出版社
集英社
発売日
2019-01-18
ISBN
9784087458312
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あらすじ

人生や社会を豊かにすると喧伝するネットワークビジネス。ある日大学時代の友人から突然かかってきた電話で勧誘されたユウキ。今、彼の勤める会社ではリストラが始まり不安な気持ちが膨らんできていた。そんな状況の中、副業のつもりで入会し、順調に会員を増やしていき、次第にそのビジネスにのめり込んでいくものの、周囲からは冷ややかな目で見られるように。そして思ってもみない落とし穴に嵌まり──。

ニューカルマ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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harass

初読み作家。ネットワークビジネスを描いているとレビュで知り手に取る。三面記事的な怖いもの見たさで読んでいく。身につまされるところもあるが、典型的な転落やなと本の半分まで思っていたが、え、そうくるのとちょっと驚く。表題を見直した。これらの業界に参加するタイプ人間はいくらか馴染みがあるのもあり、あまり期待してなかったのだがなかなかおもしろい読書だった。

2019/01/30

Shun

ネットワークビジネスといっても一括りにできないほど多種多様な業態があるが、この作品では所謂マルチ商法を取り上げている。タイトルのニューカルマとは新しく生まれた仕事形態の持つ業ということだろう。バブル後のとりわけ若い世代の鬱屈した闇を、ネットワークビジネスにハマった主人公を通して描いている。主人公自身、初めはその勧誘を訝しんでいたが、彼を取り巻く厳しい現実もあり徐々にのめり込んでいく心理過程が腑に落ちていった。安易なハッピーエンドともバッドエンドともとれない終わりは読者に問題提起しているようでもありました。

2019/01/29

とし

普通のサラリーマンがネットワークビジネスにはまっていく話。主人公ユウキはどこにでもいるサラリーマン。ある日学生時代の知人から誘いがあり、そこからどんどん転落していきます。ネットワークビジネス、ネズミ講と似ていますが、こちらは違法性はありません。ただ本作品を読むとあやしさを感じます。ユウキは周囲との関係がどんどん破綻していきます。こうやって転落していくのかとまざまざと感じました。きっかけは些細なことであっても、ハマると怖い。誰にでも起こりうる話だなと思いました。読みやすいだけでなくいろいろ考えさせらました。

2019/01/28

Katsuto Yoshinaga

30年以上前から「マルチ商法」に関する酷い話はよく聞いていた。私の周りでも勧誘されたとか悩んでいるとかの話を度々聞いた。今もマルチレベルマーケティングとかネットワークビジネスとか、タイトルを色々変えて生き続けているようである。人間関係と生活を破綻させる恐ろしさは、過去も現在も変わらないのに、社会は反省しないものである。そういえば老舗の大御所も健在のようで、カモもまだまだいるわけだ。文庫の装丁と序盤のタッチから明るめの作品を想像したが、こんな凄絶な話とは!著者の他の作品も読んでみたい。

2019/02/02

ソラのしっぽ

周りの人を巻き込まながら潤っていくのってやはり正しくないとは思う。でも本当に良いと思ってやってる事もあるから一概に否定しづらいところもある。この先にはどんな結末があるのか気になる終わり方。

2019/02/17

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