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あのこは貴族 (集英社文庫)

あのこは貴族 (集英社文庫)

あのこは貴族 (集英社文庫)

作家
山内マリコ
出版社
集英社
発売日
2019-05-17
ISBN
9784087458756
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あのこは貴族 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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Miyuki Usa

第三章から俄然、面白いと思えるように。なんのかんので何十年と変わらない男社会の社会。対等に働くことの困難さを、男性に話しても必ずと言っていいほど“女性は女性でうまくやってる”とか言う。絶対に分からない、解ろうとしない男社会にいたい男、女は男のシモベとしてしか見ておらず解ろうともしないどころか女の特性を利用して男の良いようにコキ使って男にとって使えなければ女同士を敵視させて崖っぷちに追い詰めて自責に仕向けて。せめて華子がその虚しさで自己主張ができてよかった。この期に及んでも幸一郎は鈍感(わざとなの?)だし。

2019/08/17

JILLmama

住む世界や階級が違えども女性は、キラキラ輝きたいのだ。田舎から上京して必死に今のポジションにいる女性、生まれた時からお嬢様な女性。 アラサー女子の心情が上手く書かれている。リアルでドキドキしながら読めた。確かにここに出てくる青木幸一郎みたいな男性はみんな好きかも。。。

2019/09/02

エドワード

私も京都から東京の大学へ入った口で、新入生の頃のアウェイ感に大いに共感する。東京生まれ、東京の高校卒の連中はすでに仲間だった。それが華子の言う「東京の真ん中にある、狭い狭い世界。ひっそりしていたが、そこに属している信頼と安心感は絶大だった。」社会階層だ。翻って<外部=地方出身者>の美紀の言う「同じ土地に人が棲みつくことで生まれる、どうしようもない閉塞感と、まったりした居心地のよさ」が奇妙に符合する。東京が地元であるハイクラス。それは貴族。年中行事と作法に縛られる。でも、貴族でない私たちには自由がある。

2019/06/11

ぬぬ

婚活に悩んでいる全ての女性に本書を勧めたい。そして私もその内の一人であり結婚して相手の人生に乗り換える事で、どうにか結婚していないわだかまりから開放され幸せになれると思っていた。私は貴族でもお嬢様でもないが考え方は華子そのものであり、どちらかと言えば温室育ちの世間知らずだ。でもこのままではいけないと思った。まずは地元に引きこもるのではなく様々な県や国に行って色んな見聞を吸収すべきだと思った。とにかく今の無価値な私には誰も興味を示す所か味気ない人生を送るだろう。自分の人生は自分で切り開くべき。自分改革開始!

2019/08/26

Imax

普段、それほど気にしないけれど、現代にも階級は存在する。私が清水の舞台から飛び降りる気持ちで利用する高級ホテルのアフターヌーンティーも気軽なタクシー使いも高級ブランドの服も、気負いなしに普段使いしている友達もいる。そういう友達と気が合い仲良くなっても、結局、気心知れた同じレベルの友達のほうが気楽で、なんとなく疎遠になってしまう。「所詮、住む世界が違うのよね」と自らラベル分けをしてしまうのだ。そんな縛りから解放されるには?階級が違うと深い付き合いを続けることは無理なのか?そんなことを考える機会をくれた本。

2019/08/17

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