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とるにたらないものもの (集英社文庫)

とるにたらないものもの (集英社文庫)

とるにたらないものもの (集英社文庫)

作家
江國香織
出版社
集英社
発売日
2006-05-19
ISBN
9784087460391
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とるにたらないものもの (集英社文庫) / 感想・レビュー

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セウテス

何かにつけて良く読む作家さんなので、本作も既にボロボロ、新しいのが欲しい。「食前酒と食後酒」などは、私が経験したそのままではないか。「フレンチトースト」で、私も社会人成り立ての時の恋愛を思い出す。アメリカに居るとき、やはりフレンチトーストにベーコンがついてきて、私は今でもベーコンが苦手だ。「推理小説」も、謎解きへの取り組み方は違うのだが、私も自分が望まない出来事に接しない様に、逃避していると感じている。この人の作品を読むと、あの時心が動いた遠い記憶が思い出され、何とも気持ちが良い。よって、また読むだろう。

2018/11/24

優希

江國さんのショートエッセイです。とるにたらないけれどかけがえのないものについて思うことをやわらかい言葉でつづられていました。好きなものだけでなく、嫌いなものも中にはあるけれど、江國さんは色々なものを江國さんの色彩で見ているんだと感じました。個人的な趣味が出ているのも面白いです。何気ないものも愛おしく見えます。自分の身の回りのものを自分はどう思って見ているのか、ちょっと考えさせられました。

2015/11/25

きりこ

再読。身の回りのものへの眼差しや、やわらかで飾らない言葉で想いを綴る江國さんがとてもキュート。嗜好品も何処をベッドにしようとも否定しない家族たち。江國さんを愛おしく思う人たちに守られているんだなと思う。幸せのおすそ分けを頂いたように温かい気持になれました。なかでも「レモンしぼり器」「フレンチトースト」「子守歌」の話が好き。でも江國さん、輪ゴムが好きなんて…。ないと困るけど愛おしいとは思えないです。誰にでもあるとるにたらないもの。自分にとってそれは何かなと考えるのも楽しいエッセイでした。

2013/11/01

乱読亭AKIRA@人生やったもん勝ち!

こんなに一つ一つのお話が短いエッセイは初めて!一つのお話が3ページくらいしかないので、2〜3分くらいで一つのお話が読み終わっちゃいます。そのため、テレビCMの待ち時間やお湯が沸くまでのわずかな時間といった、日常生活の中で隙を見つけては読み進めていきました(笑)水のように洗練された江國さんの文章は心の中にスーッと入り込んできて、読んでいてとても心地良いです。心にこびり付いた不純物を少し洗い流すことができた気がします。

2016/09/11

Hideto-S@仮想書店 おとなの絵本 月舟書房

タイトル通り、本当にとるにたらないものばかりで(笑)、それを江國さんの視点で素敵に切り取ったエッセイでした。作家の目を通して語られる〈もの〉は物語性を帯びて特別な輝きを放つのですね。「カクテルで一番好きなところは名前で、味はあんまり好きじゃない」と述べているのには、苦笑しつつも共感。「読むものというより出かけていく場所」だという推理小説に対する偏愛ぶりは凄い。「自分の身に大変な不幸が起きても、面白い推理小説を読み終えるまでは泣いたり叫んだりしない」とまで言い切っています。さすがにここまで本を愛せないなあ。

2014/12/16

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