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愛さずにはいられない (集英社文庫)

愛さずにはいられない (集英社文庫)

愛さずにはいられない (集英社文庫)

作家
藤田宜永
出版社
集英社
発売日
2007-10-19
ISBN
9784087462227
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愛さずにはいられない (集英社文庫) / 感想・レビュー

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禿童子

読み通すのにこんなに時間がかかる本だとは思わなかった。著者の16歳からはじまる高校時代のできごとをほぼ実話通りに書いた自伝的小説。藤田さんとは10歳足らずの年の差しかないので、当時の雰囲気を良く覚えているし、同棲・中絶・浮気と似たような奔放な性生活を送っていた従兄も身近に見ていたから書かれている内容が生々しく迫ってくる。本能と衝動に突き動かされる青春に憧れたこともあるが、自分が経験せずに済んだ安堵感の方が大きい。正直言って主人公に対して共感よりも嫌悪・厭悪の感情がわく。確かにどこか壊れているわ。

2017/04/04

今庄和恵@神戸元町コネクトロン

訃報の新聞記事で、サングラス着用は人と目を合わせたくなかったから、というのを読み著者に興味がわいて手にとったのですが、ほかの方のレビューにもあるように読了にえらいこと時間がかかったのは、落ちはいったい何なんや?と思わされる、「愛されたかった」と一言いえば済むことを延々と超遠回しにしていることに付き合うことがしんどかったのかな、と。タイトルの落ちもわかりましたが、なんか違和感と思ったら初出時はやっぱ違うタイトルだったのね。愛さずにいられなかった、ではなく、愛して欲しかった、がほんとに訴えたいことなの→

2020/05/31

60代でも思春期

700ページの長編を2日で読みきった。つい最近亡くなった藤田宜永の驚くべき10代の自叙伝。こんな高校生がいたとは信じられない。同郷の由美子と半同棲しながら、女遍歴を重ねていく。そして福井の母親との深い確執。60年代の流行歌がちりばめられ、とても懐かしい。

2020/02/14

バーベナ

藤田氏の写真が載っていた。線が細い長髪の美少年。そんな彼の自伝的小説。高校生なのにタクシーを気軽に使っていてそこにビックリ。60年代は初乗り約100円。由美子の淡々とした恋愛観に惹かれる。

2021/01/31

Noriko Shinozaki

ノンフィクション的なフィクションは、私の最も好きなジャンルの小説である。この小説も、作者の自叙伝的小説である事を知った上で読み始めた。色々考えさせられ、衝撃的な小説であった。そうして、どの様に時間を過ごして生きようと、そこに何かを感じ考えて前に足を進めることの大切さを感じた。自分の置かれている状況を諦めずに、受け止める事からのスタートはとても辛いし苦しいことだろうとは、思いながら。

2012/06/06

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