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メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30)

メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30)

メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30)

作家
椎名誠
出版社
集英社
発売日
2008-02-20
ISBN
9784087462630
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メコン・黄金水道をゆく (集英社文庫 し 11-30) / 感想・レビュー

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サンダーバード@怪しいグルメ探検隊・隊鳥

ラオス北部の街からカンボジア、ベトナムへとメコン河を下る旅。どんな辺境地に出掛けてもその日のビールのことを心配し、電気が無くてもヘッドライトで本を読む。相変わらずのシーナ節、怪しい探検ではあるのだけど、いつものバカ旅はちょっと控えめ。川の流れのようにゆっくりと進む時間。流域に暮らす少数民族の生活など興味深い。こうした人々の姿やメコン河流域の風景を伝える彼自身が撮影した写真が多く添えられているのもいい。レンズに向けた彼らの真っ直ぐな視線と子供達の笑顔が眩しい。★★★★

2016/05/04

ツバメマン★こち亀読破中

ラオス~カンボジア~ベトナム…椎名誠がメコンを下る旅へ。豊穣な茶褐色の大河はそこに住む人の生活を、生きる命をまとめて面倒みていて、日本の川とはスケールが違うのだ。その怒濤の流れはまるで壮大な人生の物語。旅の終りに船が南シナ海に出たとき、シーナさんはいったい何を考えたのだろう?石川直樹の解説も最高です!

2015/11/14

Akihiro Nishio

タイでメコンものを読む。ただし、タイは出てこない。一応メコンに接してるのに。ラオス北部から、カンボジア、ベトナム南部へと移動する旅行記。ラオスの滝のある周囲以外は、それほど辺境という程でもなく、15年前はただ辺境に行くだけで旅行記になったのだなと思ってしまった。今や、辺境でアヘンを作って中毒になったり、バッタ研究をしながら執筆しなくてはならない時代だというのに。昔の作家は恵まれていたな。メコン川出口の追い込み漁の話は面白かった。

2019/03/09

すぎえ

連載を抱えながらもひたすらに旅先で筆を動かすことがシーナ氏の日常のようだ。自然体のゆるい文体はあんがいこの辺りからきているのかなぁと思った。(←この表現よくご利用になられている。) 写真がやっぱり魅力的だな。メコン川をカヌーでくだるのかと思ったけどやっぱりそれはむづかしいんだね。中国くんだりからベトナムまで、メコンでつながった紀行記とかってないのかなぁ。

2010/01/10

ikedama99

ブックオフで購入。久しぶりのしーな節かと思ったが、グループではなく一人旅なので(通訳などはいるが)、落ち着いて周りを見ているような、社会派的な見方の印象がある。メコン川の雄大さと猥雑さを感じることができた。それにしても、殺人的な湿度、行きたいとは思わないところだ。

2019/11/12

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