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二十億光年の孤独 (集英社文庫)

二十億光年の孤独 (集英社文庫)

二十億光年の孤独 (集英社文庫)

作家
谷川俊太郎
川村 和夫
W.I.エリオット
出版社
集英社
発売日
2008-02-20
ISBN
9784087462685
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二十億光年の孤独 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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空、風、夏、宇宙、そんな言葉が度々登場する若々しさ。谷川氏の作品の中でも特に素直な詩たちだと思った。表題作はもちろん素晴らしいが「風」という詩の中の”僕がひとりであるということだけが正しい”という言葉にハッとした。また、1956年12月の『詩学』に掲載されたという記事「私にとって必要な逸脱」に書かれていたことは、自分にとってものすごく共感できる言葉ばかりだった。その後の「自伝風の断片」と題した谷川氏自身による彼の生い立ちのほか、小学校4年生の頃の作文までもが載っており、とても興味深く楽しく読めた。

2014/04/30

ヴェネツィア

表題作は教科書やアンソロジーで何度も読んだことがあるのだが、詩集の全編を読むのは初めて。序文代わりに三好達治の詩が付いている。これが谷川の最初の詩集であり、当時は弱冠20歳だったことを思えば、異例のことだと思う。まさしく彗星のごとき詩壇への登場だったのだろう。初版からは60年にもなるが未だに鮮度を失うことがない。また、言葉の平明さは通俗性に堕することなく、瑞々しさを保っている。なお、後半には英訳が付されている。表題作の中の(ネリリしキルルしハララして)は、neriring or …という風な音訳だった。

2013/01/01

いのうえかずね

「「私は創った                                                                                                                                                                                                            」p123『一九五一年一月 神』

2017/07/11

chantal

もう70年近くも前に出版されたこの詩集。当時高校生だった谷川さんのなんと瑞々しい感性。しかも「詩で身を立てる」との決意があったわけでもなく、なんとなく詩人になってしまったと言う。それはもう、そう言う星の元に生まれたとしか言えない。家庭環境には恵まれていたけれど、集団生活に馴染めず、学校が嫌いだった谷川少年は孤独を感じていたんだろうな。孤独感に苛まされながら、夜空を見上げていたであろう少年の姿を思い描く時、私も二十億光年の彼方で、誰かが待っていてくれないかななんて、センチメンタルな気持ちになってしまった。

2018/06/19

風眠

「万有引力とは引き合う孤独の力である」という一節に、心臓をすいっと持ってかれた。いつも一緒にいる本。これからもずーっと読み続けていく本。・・・きっとね、そうだね。

2012/09/09

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