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TSUNAMI 津波 (集英社文庫)

TSUNAMI 津波 (集英社文庫)

TSUNAMI 津波 (集英社文庫)

作家
高嶋哲夫
出版社
集英社
発売日
2008-11-25
ISBN
9784087463699
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TSUNAMI 津波 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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AICHAN

図書館本。何か見たことある名前だなぁ、何か聞いたことある話だなぁと思い長に冒頭を読み進み、『M8(エムエイト)』の続きなのだということにやっと気づいた。前置きが長たらしくて読み進む力を失いそうだった。やっと大地震が来て津波が発生して…。「3.11」前に書かれた作品なのに津波の様子、被害の様子が「3.11」のときのように描かれる。おそらくスマトラ地震のときの津波とその被害を調べて書いたのだろう。東南海地震が発生したら本当にこの本のようになるだろう。

2019/01/04

どどいち

津波被害、原発、メルトダウン。3.11を思い出す。二度と経験したくない出来事…。よく描かれている。

2017/04/10

ぶんこ

神戸、東日本大震災と大きな災害の時に必ず出る言葉「想定外」ですが、東日本大震災の何年も前にこの本は出版されていました。文中に「想定外、便利な言葉だ」とため息をつく場面が出てきます。ひとりの作家が想定できていました。今回も松浦さん、三戸崎さんといった立派な人が殉職されてます。ため息ばかりが出る読書でした。無力感も覚えましたが、せめて私は無駄になってもいいから素直に避難勧告には従おう。

2018/06/22

HoneyBear

この小説が描く災害が誇張でないことは東日本大震災で証明済み。原発危機も「想定外」ではなかったことがわかる。(中国の原発は大丈夫?)怖ろしい災害を疑似体験させる試みは素晴らしい。災害の蓋然性の高さを知っていても実際に被害が起きるまで防災・危機管理に人手や予算を回せないのが現実だから、被害の疑似体験は有用だと思う。どこまで平時に保険負担をとるか(改修、連絡網作成、予知技術開発、治療体制整備等の費用も含めて)という政治的・経済的な問題になるが、米国FEMAや米軍の危機管理などが参考になるかも。考えさせられる。

2014/10/01

よむよむ

2004年くらいに書かれた作品。まるで未来予知のようである。東海沖地震は必ず来るというが、ここ関東も決して安全ではない。自然相手の戦いには勝てるわけはないので、せめて減災を心掛けたいと改めて思う。また、ずっと揺らいでいた原発に対する気持ちも、この作品を読んで固まった。

2018/11/11

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