最低で最高の本屋 (集英社文庫)
最低で最高の本屋 (集英社文庫) / 感想・レビュー
ひめか*
世の中のことも、自分の心のなかにあることも、全てを受け入れる=最低で最高の生き方。良いところも悪いところも、どちらも自分なんだからきちんと認めて、両方と上手く付き合っていこう。そんな生き方は私も賛成です。松浦氏のこれまでの人生、お仕事のこと…いろんなことがわかるエッセイでした。私も読むことと書くことが好きだから、個人的には書くことについて述べている章はすごく参考になり、今読んでよかったと思う。就職しなくても、自分のやりたいことを見つけて自ら動き実現させる。自ら道を切り開いていくような生き方に尊敬します。
2016/03/20
扉のこちら側
単行本で初読し文庫で再読。「世のなかのことも、自分の心のなかにあることも、すべてを受け入れるというのが、最低で最高の生き方なんだとわかったのです。いいところも悪いところもある、どちらも自分なんだから、それをきちんと認めて、両方と上手く付き合っていくのが本当の生き方だと知りました。」
2013/02/23
あんこ
『暮らしの手帖』編集長の松浦さんのエッセイ。松浦さんの思い切りと行動力がすごい。時代が違うとはいえ、こうして一人で何かを始めるということの力強さを感じました。ギラギラした出世欲というものはないけど、その分自分のやりたいことを追い求めていく姿がかっこいいです。
2014/05/04
めしいらず
高い学歴や地位、収入。その先に幸せは待っていてくれるのだろうか。出来ないこと、苦手なことを克服するように刷り込まれて来た。だけど得意なことをより伸ばすことだって、同じように大切。自分が好きなことを生業として、もし人に喜んでもらえたなら、それは何と素晴らしい人生だろう。もし明日死ぬとしたら、今日やろうとしていたことを心からしたいと思えるだろうか。毎日そう己に問いかける自分でありたい。最低で、それでいて最高な人生にできたら。。。思い付いたらとにかく実践していく著者にスタンスに脱帽。後半はボクには蛇足でした。
2013/05/01
ユメ
松浦弥太郎さんが本屋を開業するに至るまでの思いが率直に綴られている。ドロップアウトしたところから、自分のセンスで本を探し、見つけ、それを人に伝えることで喜んでもらい、自分の居場所が生まれる。松浦さんを導く、本のもたらす歓びがストレートに私の胸にも入ってきて、心地よい清涼感を覚えた。作中「ブックブレスユー」という言葉が使われている(松浦さんが初めて持った雑誌連載のタイトルでもあるそうだ)。本が祝福をもたらす、この言葉は松浦さんに実によく似合う。私も「最低で最高の生き方」をしたいと心から思った。
2017/09/13
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