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芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫)

作家
中野京子
出版社
集英社
発売日
2011-07-20
ISBN
9784087467215
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芸術家たちの秘めた恋 ―メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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坂城 弥生

メンデルスゾーンとアンデルセン、ジャンルは違うけど芸術家同士交流があったんですね。

2021/11/06

青蓮

名作の背後に隠された切ない恋の三角関係。 アンデルセンとメンデルスゾーンとリンド、三人の接点については知りませんでした。小説仕立てなので恋愛小説を読むノリで読めます。濃くはないので気楽に読めるのも良いかも。三人を巡る様々な芸術家達の話しも登場する為、時代背景を知るきっかけにもなりますね。ん~切ない…登場する名曲を聴きたくなりますし、登場する童話を読みたくなります。ワーグナーって差別する人だったなんてなぁ…作品を見る見方が変わったかもしれません。

2018/05/27

みつき 

アンデルセンがかなわない恋に身を焦がし、人魚姫などの物語を生みだしたエピソードは知っていましたが、メンデルスゾーンをはじめ、その時代の著名人とここまで交流があったことは知りませんでした。アンデルセンが恋をしたジェニー・リンドというオペラ歌手、天才作曲家のメンデルスゾーン、この三人の関係を中心に物語が進み、アンデルセンの感情の起伏も楽しみながら、まるで映画のノベライズのような明瞭さとテンポの良さでこの本を読み終える事ができました。

2012/11/19

紅香@新刊購入まで積読消化あと7冊⭐︎

アンデルセンと言えば『人魚姫』『マッチ売りの少女』『みにくいアヒルの子』。少し悲しい結末、いつかは報われる童話が思い浮かぶ。彼の人生もまた、辛い目にあいながらも最後は上手くいく童話の主人公さながら、奇跡の連続だった。同時代に生きた音楽の天才メンデルスゾーン。天使の歌声ジェニー・リンド。全く違う3人の芸術家達が出会い、共鳴し合い…高みへ。常に謙虚で慈悲深い彼らの秘めた恋。当時の芸術家達の交流がとても華やかに描かれている。この時代に溺れたくなるほど芸術に溢れている。彼らの生演奏、実際に聴いてみたかった。

2013/07/17

木賊

『怖い絵』シリーズの著者が描く、アンデルセン、メンデルスゾーン、ジェニー・リンドの三角関係。「不運こそ幸運の鍵」といいつつ、三人ともその不運の疵がずっと尾を引いていて切ない。3人の誰についても殆ど知識がないので、それぞれの人生や作品を学んでから読むとまた違う印象があるかもしれない。文章は小説風で、冷静ながらも物語る筆致が良い。ただ、エピローグで急に普段の(?)文章になって、作者の意見や評価がストレートに開陳されるのが、若干興冷めという気がする。とはいえ、人種差別による不当な評価は払拭されるべき。

2019/04/04

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