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アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)

アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)

アマニタ・パンセリナ (集英社文庫)

作家
中島らも
出版社
集英社
発売日
1999-03-19
ISBN
9784087470253
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アマニタ・パンセリナ (集英社文庫) / 感想・レビュー

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honyomuhito

成功した芸能人でなくとも、誰でも今ここにある自分でなく、幼い頃周囲を忘れるほど無条件に自分の欲求に素直であった頃に戻りたいという願望を少しは持っているだろう。その願望を手助けするドラッグは世の中から消えず、むしろよりわかりづらく人の生活の中に侵食しているのだとすればそれは恐ろしい。いることもいらんことも教えてくれた中島らもが既になきこの世で、私たちは危険な落とし穴に我知らず落ち込んでしまわないように気をつけなければならない。https://chirakattahondana.com/アマニタ・パンセリナ/

2020/03/22

流言

かつては、輝くような魅力を感じていたような気がする。大学生の頃に手に取った時は、バイブルのように幾度も幾度も読み返したものだし、戯れにアブサンを試したのもこの本の影響があったような気がする。未知の世界を目指してもがく若造にとっては、艶めくドラッグは未知の世界への扉のように感じられたようであり今の私は幸いにも? ドラッグに触れることなくそれを失ってしまったのだ、ということなのだろう。それでも、終盤にステロイドやコカインと絡めて語られる『呪われた鉄の爪一家』のエピソードは、強烈に心に刻まれるインパクトがある。

2014/08/21

アマニョッキ

様々なドラッグから、サボテン、がまの油まで。愉快痛快らもさんのラリパッパ・エッセイ。もはや廃人寸前状態のなかで、あの傑作「ガダラの豚」を書き上げたこと、テレビの仕事をこなしていたことなどを考えると、らもさん本当にすごいや!ってなるけど、何をおいても一番すごいのは奥様やと思う。奥様と子供二人と暮らす家に、性別も国籍もばらばらな連中が常時6~7人住み着いているなんてわたしやったら即家出!あと清原の「覚醒剤打たずにホームラン打とう」のポスターのくだりを読むと、やっぱりらもさん予言者やったんやないかなって思う。

2019/07/24

アキ・ラメーテ@家捨亭半為飯

はじめに、のガマの毒(幻覚成分が含まれている)で始まり、ラスト近くで、またガマの話を持ってきている辺り、らもさん、ガマのことはよっぽど気になっていたのだろう。ガマ以外にも、睡眠薬、シャブ、阿片、幻覚サボテン、咳止めシロップ、毒キノコ、ハシシュ、大麻、LSDなど、ドラッグ話のオンパレード。最近の薬に対する厳しい風潮を考えると、現在では多分出版出来なかった(連載出来なかった)のではないかと思う。ある意味、とてもおおらかな時代だったのだな。

2017/07/07

Shoji

アル中、ラリ中の中島らもさんのジャンキーなエッセイ。(注意;ヤク中ではない) ドラッグ、ドラッグ、ドラッグ、ドラッグづくし。 らもさんの破天荒な生活が窺えるエッセイ。 そんなに飲んで、そんなにラリって、そりゃ死にまっせ。 でも、憎めないんだな、これが。

2016/08/01

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