妹たちへの贈り物 (集英社文庫)
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妹たちへの贈り物 (集英社文庫) / 感想・レビュー
やまとさくら
「おしゃれ」を軸に、いろいろな角度から。。高度なおしゃれな感じで距離感がありましたが、読書や片付けもオシャレにつながって、そこは受け入れやすかった◎月刊誌に連載をしたら、自分が過去に思っていたような悩みごとのお手紙が届いてきた。世の中のこれから年を重ねていく「妹たちへ」◎あとがきの江國香織さんの文章も良かった。
2019/04/21
愛奈 穂佳(あいだ ほのか)
【ココロの琴線に触れたコトバ】わたしは早く、ちゃんとした大人の女の人になりたかった。下着、ストッキング、そしてハンカチ。いままでさしたるこだわりなしに、あるいは子供っぽい気分で選んでいたものを一つ上等のシンプルなものに変える。そうすれば混沌とした自分の心の内側も、整然と落ち着いたものになっていくかもしれないと思ったのだった。
2015/07/22
パダワン
うっかり10年くらい積読してた本。若い頃読んでいたら、もう少し自分に自信をもって生きて行けてたかもしれない。大人になって大人目線で読むと、これは光野桃さんの個人的な人生経験を若い読者層に伝えている本だなと思った。誠実な文体だった。江國さんの解説も秀逸。普段忙しさにかまけて自分と向き合うことをサボっていたなあと反省しました。
2012/04/02
ひろみん
10代の頃、おしゃれとは何か…教えてくれた本。著者は「大柄なのがコンプレックスだった」、「一般受けしない女の子だった」と書かれていて、私もまさにそうで。華奢で可愛らしい子に憧れながらも、大柄な自分が引き立つ服装とは?と考えさせてくれるきっかけになりました。光野さんみたいな素敵な大人の女性になりたい!と、30代になった今でも思います。
Mie Shida
光野桃さんを初めて知ったのは『non-no』のエッセイで、アドバイスして読者が変身、という企画も覚えている。全身黒しか着ない子がペパーミントグリーンのカーディガンでにこにこしている写真も覚えている。痩せてみえるよりも、あなたらしいってことの方が大事じゃないの、と言われて。子ども時代のおしゃれとの葛藤の話が大好きだった。
2012/08/19
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