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ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

ワセダ三畳青春記 (集英社文庫)

作家
高野秀行
出版社
集英社
発売日
2003-10-17
ISBN
9784087476323
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ワセダ三畳青春記 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ヴェネツィア

早稲田大学正門からわずか徒歩5分、家賃1,2000円の野々村荘で暮した高野秀行氏の文字通りに破天荒な青春記。なにしろこのアパート、大家のおばちゃんこそ痛快であるものの、住人たるやそれこそヘンなのばかり。もちろん、当の高野氏も十分にヘンなことは言うまでもない。でも、読んでいるとなんだか羨ましくもあるのだ。誰しもが、大学生活を終えると、普通の社会人になってしまう。そうなりたくなくてもだ。ところが、高野氏はそうではない。彼は永遠の青春を生きようとする。そんな彼の青春の終わりが語られる最終章もまたいい。

2017/03/22

しんごろ

著者のエッセイというよりは自伝的青春小説!笑った笑った!バカだアホだとツッコミながら読んでしまいました。住人や探検部のメンバーの個性が強すぎ(笑)大家のおばあちゃんもいい味だしすぎ(笑)きっと本人にとって楽しい青春だったんだなと思いました。(このハチャメチャさは俺には無理w)笑ってばかりいましたが、ラスト辺りは、心温かくなり、そしてしみじみともなりました。これは笑い声がでてしまうので公共の乗り物で移動中に読んではいけない本ですね(^^;)ああ面白かった(^-^)

2017/08/09

サンダーバード@読メ野鳥の会・怪鳥

学生の頃の貧乏話は何故か懐かしく、しかも楽しい。家賃12000円、トイレ共同、風呂なし3畳間のボロアパート野々村荘に住んだ高野さんの「実録」?同じような時代に風呂トイレ共同、家賃18000円、築30年以上のボロアパートに住んでいた身としては、昔を思い出しながら読んでいた。環境は似ていたとはいえ、ここに住む住人も大家さんも強烈なキャラですね。さすがに私の周りにはこんな人はいなかった(笑)。楽しく読ませてもらいました。最終章の恋の話はとても微笑ましい。★★★★

2015/08/02

あきぽん

森見登美彦の四畳半シリーズがこじらせ京大男子の話なら、こっちはこじらせ早大男子の話。森見氏の四畳半青年よりずっと外向的で行動的だけど、しょうもない阿呆な男子のたくさん出てくる話がお好きな方は大いにこの本を楽しめます。

2020/11/05

*すずらん*

読み終わるまで、フィクションだと思っていました^^;まさか森見氏が描く様な愉快痛快な学生生活を、本当に送っていた人が居たなんて!アパートの住人も、先輩後輩も、巻き起こる事件も、そのまま森見氏の作品になりそうです。最後のノノコン辺りからの下りは、作者の成長が窺われて非常に良かった!心地良い家が自分の箕になってはいけませんね。家は世間へと出て行き、そして帰る場所でなければいけません。ぬるま湯は気持ち良くて、厳しい外の世界に出るのは躊躇われるけど、その一足は突如として 意外な形でやってくるのかもしれないです★

2014/01/11

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