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呪い人形 (集英社文庫)

呪い人形 (集英社文庫)

呪い人形 (集英社文庫)

作家
望月諒子
出版社
集英社
発売日
2004-08-20
ISBN
9784087477306
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呪い人形 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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papako

木部シリーズ文庫ラスト。タイトルで損してる。すごく面白い。宗教団体の代表が病院で急死。研修医の工藤は巻き込まれて病院を去る。呪い殺したと発言する老女タネ。それから5年、人を喰いものにする大物が何人か死んでいる。病院での悪人の死。そして関係者の死。果たして呪いなのか?嘱託殺人なのか?『閻魔』とは?あやしい人はすぐにわかる。タネの人の恨みを人形に変えている行為は呪いなのか?巻き込まれ工藤の苦悩、全てを繋ごうとする美智子。着地点は想定内だけど、充分楽しみました。『正義』本当に難しい。

2019/12/25

GAKU

法が裁けない悪人が次々と不審死。彼らが入院していた病院の若き医師・工藤が疑いをかけられる。さらに彼らを呪い殺したと主張する老婆も登場。ジャーナリストの木部美智子が事件の真相を追う、木部美智子シリーズの第3作。疑わしき人物が二転三転し、普段トリックミステリーの類を読まない私には、全く事件の真相の予想がつきませんでした。硬い文章でサクサク読めるという感じではないのですが、一旦読み出すと引き込まれてしまいます。⇒

2019/06/06

かおる

木部美智子シリーズ第三弾。不適切な処置で患者を死なせてしまったとして大学病院を追放された工藤。彼の周りで次々と死んでいく「悪人」たちと、彼らを呪殺したと主張する老婆。鋭く踏み込む木部美智子のセリフが良かった。「個人が認識する社会なんて、小さいものです。」4

2019/06/27

のぼる

第四弾の『腐葉土』を最初に読み、その後『神の手』『殺人者』、そして、第三弾の今作を読んだ。毎度のことだが、重い。どっしりと重い。しかし、木部美智子の地道で一本筋の通った取材活動が、事件の真相を露にしていく過程に引き込まれる。 これからも続いていって欲しいシリーズ。

2021/01/24

ゆっこの部屋

何も悪い事をしてない工藤がただただ可愛そう。しかも、最後には信頼してた人たちが…。

2023/07/11

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