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能登怪異譚 (集英社文庫)

能登怪異譚 (集英社文庫)

能登怪異譚 (集英社文庫)

作家
半村良
村上 豊
出版社
集英社
発売日
1993-07-20
ISBN
9784087480467
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能登怪異譚 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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グレ

第1話の、まさに不可解怪談«箪笥»が読みとうて。最後まで読んでも何度読み返しても説明がつかぬ怪。まさに本書の導入に相応しい。 お次の«蛞蝓»は、日本初!?のナメクジ怪異譚。うげげ溶解人間か・・・。 そのほか、都会から独り面妖な(もっしょい)伝承を調査しにやって来た白い肌の美人記者ば村ン衆が寄ってたかって……«蟹婆»などなど全9篇の奇妙な味のフォークロア集。150㌻ほどの薄い文庫本で、1時間と少々、この風変わりな世界感に浸ることが出来ました◎

2020/10/11

ポチ

半村先生の伝奇小説は好きで良く読んでいましたが、この作品は知りませんでした。素朴な能登弁?が独特の雰囲気を醸し出している面白い作品ですね。

2019/08/24

おにく

読み友さんのレビューを見て、手に取りました。能登の素朴な方言とホッコリとした挿し絵が印象的ですが、見た目に反してグリム童話の原型のような恐い顛末のモノが多数収められており、人の良さそうな物言いが、一転して恐ろしく感じられる方言の響きがとっても良い。それでも斧を振り上げる爺さんより、冒頭の"箪笥"の意味不明さよ。八人の子供と女房、どうやって登るのか?腰の曲がった母親(ばぁば)までタンスの上に座って夜を明かす日々に、男は遂に家を飛び出す。集団ヒステリーや濃くなりすぎた血縁関係など感じられ一番ゾッとしました。

2019/01/25

金沢みゆき

永住したいくらい大好きな石川県(能登半島)を舞台にした9話の短編集。能登弁で語られるけれど、意味は理解できます。夢か現実か幻か、不思議で怖くて、中には背筋がゾッとするお話も。けれど後味は悪くないです。人間、家族や夫婦の縁、人生、全て不思議で面白い、改めてそう思いました。特に良かったのは「箪笥」と「終の岩屋」。わたしも「終の岩屋」で人生の最期を迎えたいです。「知るかいな、そんなこと」、このひと言、最高です!お気に入りの一冊になりました。この本を教えて下さった読み友の川奈智さん、ありがとうございました。

2019/09/16

Yu。

能登に伝わる民話や伝承に黒い笑いを取り入れ、更に郷土弁や不気味な挿し絵による演出効果がなんとも形容し難い退廃的世界観を生み出す9つのまんが日本昔ばなしダークネスVer.的ストーリー。お気に入りは、とある大家族に纏わる物語で、夜になると決まって簞笥の上にあがり、ただじっとして夜明けを待つ末息子の変事から始まる異様な流れに呑み込まれていく主人公のシュールな行く末に首筋ぞわり「簞笥」。伝説‥ されど伝説‥ その伝説の背景にある惨たらしい因習は必ずしもフィクションとは言い切れないのだよ。。なぜなら…「蟹婆」。

2016/10/21

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