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破軍の星 (集英社文庫)

破軍の星 (集英社文庫)

破軍の星 (集英社文庫)

作家
北方謙三
出版社
集英社
発売日
1993-11-19
ISBN
9784087480948
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破軍の星 (集英社文庫) / 感想・レビュー

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三代目 びあだいまおう

帝か武士か、運命をいずれに託すべきかと日本全体が揺れていた時代。鎌倉幕府という武家時代を倒し帝が政治を司る時代へと変わる。後醍醐天皇、足利尊氏、新田義貞、楠正成など名だたる役者達が新時代を創るべく戦いを繰り広げた。本作は弱冠16歳で後醍醐天皇より陸奥平定の任を受けた北畠顕家の物語。馴染みは薄い時代だが流石北方節、読み応え抜群!部門の棟梁として全国から担がれる尊氏に対し、内心朝廷への不満を抱きつつも帝を国の御輿と定めた若き顕家!緩急自在縦横無尽の戦ぶり。時代が真に必要とする漢のあまりに短き生涯。唸る‼️🙇

2020/04/17

遥かなる想い

南北朝時代の北畠顕家を主人公にした小説である。北畠親房の子であった顕家は、21歳と若くして散ったため、あまり取り上げてくれなかったが、陸奥を起点にしたそのりりしさは面白い。NHK大河では昔、後藤久美子が演じていたと記憶している。

2010/08/15

ehirano1

何かおかしい・・・・・北方さんの歴史モノなのに乗れない・・・なぜだ・・・・・。タイミングの問題でしょうか?とにかく今は秋(とき)を待ちます。

2018/05/05

出世八五郎

『神皇正統記:じんのうしょうとうき』を書いた南北朝時代の公卿北畠親房を父に持つ北畠顕家一代記。それはまさにチンギス・ハーンを彷彿とさせる“速さ”で描かれている。戦といい生き方といい全てが煌めく速い。wikiには秀吉の中国大返しを遥かに越える速さとある。wikiで本作品と史実の違いを発見するが、本書の面白さは損なわれない。歴史小説は物語を楽しむもので、史実は学術書などを参考にすべき。そもそもwikiでさえ絶対的正しさはない。読み比べると面白い。南北朝室町時代の歴史小説は希少。公家侍は彼だけ!?か。

2016/09/15

Y2K☮

大河ドラマ「太平記」で後藤久美子が演じた南北朝の彗星・北畠顕家。彼が思い描く理想の国はのちに著者が「三国志」で劉備に語らせる形に近い。神聖な血が秩序の中心で権威を持ち、覇者はその下で権力を振るう。覇者が権威まで握ると武力さえあれば全て正当化できると人々は考え、反逆や戦が続く。中華の易姓革命はその典型だし、日本も武士が朝廷を形骸化していた時代は平和と無縁だった。苦しむのは民。朝廷に反逆した足利尊氏と戦う一方、政治をしたがる帝や腐敗した公家を叱責できる顕家は純粋過ぎた天才。こういう人はいつの世でも早死にする。

2015/12/24

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