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オムライスはお好き? (集英社文庫)

オムライスはお好き? (集英社文庫)

オムライスはお好き? (集英社文庫)

作家
田辺聖子
出版社
集英社
発売日
1983-05-20
ISBN
9784087506228
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あらすじ

窓際族とさげすまれ、女房、子供にいびられる中年男は卵料理に生きがいを見いだした。シブチンでええ格好しいの妻、親爺を煙たがる子供らに囲まれて、孤独で寡黙なお父さんの胸の中の呟きが、おかしくて哀しい表題作。やっと建てたマイホームを女房一族に占領され、挙句の果てに転勤命令。愛家家の悲哀を描く「かたつむり」他、男権弱化の世の中で夕暮れを迎えた男女の甘くも苦い極めつきの7編。

オムライスはお好き? (集英社文庫) / 感想・レビュー

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優希

面白かったです。おせいさんの短編としては鉄板ネタでしょう。中年男の哀愁漂う感じが何とも言えません。ちょっと枯れたような男女の関係もユーモアがあります。日常の一コマですが、ほのぼのホロリとさせられる雰囲気はおせいさんにしか出せませんね。

2016/08/01

キクチカ いいわけなんぞ、ござんせん

何回目かの再読。やや、働き盛りを過ぎた男達の短編集。何で何回も読んでしまうのか、と自分でも謎であるが、出世コースから外れたおじさんが、コソコソと台所に入って自分の好きなオムライスを作る姿がなんとも美味しそうで、ついつい読んでしまう。家を建てるについて、ケンケンとケンカする夫婦の作品もリアル。

2015/12/24

佐島楓@勉強中

中年と呼ばれる年齢に入った夫婦の物語七編。今まで読んだことがなかった田辺作品の男性視点を拝読。良かった。悲哀とユーモアは紙一重。なかなかにきわどいことを言わせたりさせたりしているのだが、いやらしくはならない。笑ってしまうのである。このからっとしたところが田辺さんの魅力。ごちそうさまでした。

2013/10/15

KANEO

大阪を舞台にした中年男性(例外有)たちの悲哀の日常を切なくもユーモラスに描いた短編小説集。 自分がこの年齢になったからこそしみじみと楽しめる作品だったように思う。何時の時代もお父さんは孤独なものなのかも。なんだか読みながら自分の父にも申し訳ない気分になったり。 この本で描かれている中年男性のリアルな心情を女性が描いているってのにも驚く。 大阪ってなかなか庶民的でいい街なのかも。と大阪遠征前にそう思えたのも良かったかな。

2014/07/28

三飯

田辺聖子さんテッパンの短篇集。読んでるあいだ中、街ですれ違うオヤジ達を「お、アレは『かたつむり』の都築か?」「こっちは『ノコギリ足』の相沢か?」などと振り返ってしまい、あげく鏡に映る疲れた顔にため息をつく始末。時代は違えど、まさに“中年男の悲哀のカタログ”です。(女ものの『種貸さん』も凄い。)表題作の“昼ラブホであぶたま”ってどういう世界なンだろう?まったく。・・・笑えて、泣けて、かなり切ないおセイさんの名人芸でした。

2016/03/03

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