ひとすじの闇に (集英社文庫)
ひとすじの闇に (集英社文庫) / 感想・レビュー
嫁宮 悠
なんとなく面白そうだと思い手に取った一冊。寡聞にして知らなかったのですが、夏樹静子さん、売れっ子作家のようですね。30年程前の作品ながら現代的な手ざわりの短編集でした。不条理なラストの「死者の嘘」、感傷的な「鼓笛隊」、復讐劇が一転の「走り去った男」などが面白かったですが、全体的に佳作と言える作品ばかり。彼女の他の作品も読んでみたいと思いました。一番の謎は人間の心、というミステリ。
2015/06/08
うちゃこ
2008・? 3
2015/02/24
感想・レビューをもっと見る