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これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集 (集英社文庫 た 18-2)

これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集 (集英社文庫 た 18-2)

これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集 (集英社文庫 た 18-2)

作家
谷川俊太郎
出版社
集英社
発売日
1993-01-20
ISBN
9784087520354
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これが私の優しさです 谷川俊太郎詩集 (集英社文庫 た 18-2) / 感想・レビュー

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優希

率直な言葉で素直な想いを言葉にしている、何て素晴らしいんだろう。言葉が輝いていて、独特の叙情感がありました。綺麗な詩もあれば、思わず笑ってしまう詩まであり、自由自在に世界を描いているようです。きらきらしていて心の中に入って来る言葉たちを楽しみました。

2015/12/14

エンブレムT

タペストリーのような詩集。表に描かれた模様は美しく色鮮やかで優しく、けれど裏側では重く絡まり合うさまざまな想いがひしめき合っているのが伝わってきました。言葉は真実だけを伝えてくるわけではないけれど、織り込まれている吟味され厳選された言葉は、素直に美しいものだと思えます。個人的には、ことば遊びや思考やギラギラしたものを忍ばせる技巧に長けてくる後年の作品よりも、孤独で透明感あふれる真っ直ぐな言葉に満ちた頃の作品の方が好きです。

2013/04/12

チヒロール

これはどういう意味なの?って理解に苦しむ詩もあったけど。絵画的なものや、言葉遊び的なもの、子供、自然、宇宙、静物等、バラエティに富んでいてお腹いっぱいになりました。朝や子供を題材にした詩は眼差しが優しくて良かったです。理屈っぽいけど、「りんごへの固執」はユーモアがあって、プッと吹き出しちゃいました。

2014/05/24

seraphim

888冊目。谷川俊太郎の詩の代表作を抜粋して編んである。詩はほとんど読まないのだが、谷川俊太郎さんは好き。谷川さんの詩との出会いは、高校生の時。谷川さんの詩の合唱曲を歌ったことから。「二十億光年の孤独」や「空に小鳥がいなくなった日」は組曲になっていて、そのうち数曲を歌っている。20年経った今でも、懐かしく思い出す。谷川さんの言葉は、心にストンと落ちてくる。そして、何度でも読み返したくなる。また、私の心が詩を欲した時に読み返そう。

2014/07/23

はやしま

大好きな谷川俊太郎なのになぜか読めなくてずっと本棚に置いたままだった一冊。自分は詩集を装丁も含めたトータルコンセプトとして受け取めており、言って見ればベスト盤である本作は詩集のトータル性が感じられなくて、ブツ切れのものが並んでいるような感じがしてしまい読み進められなかったんだと思う。もちろん一編一編は素晴らしく、若い時の作品は裸体をさらけ出していルような、鋭利なナイフのような危なさを感じさせるものも並ぶ。惹かれたのは「おべんとうの歌」「朝」「子どもは駆ける」「My Favorite Things」の4編。

2018/02/11

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