エデンの園 (集英社文庫)
エデンの園 (集英社文庫) / 感想・レビュー
haru@(プチ復活)灯れ松明の火
粗びきのペッパー、熱いコーヒー、チコリーの香り、カフェ・オレ、カクテル、シャンパン、ワイン、薄くスライスしたハモン・セラーノ、アンチョビーとニンニク漬けオリーブ、トマト、ガーリックブレッド、緑と赤のピーマン、ガスパーチョ、ヘイグのピンチ・ボトルとペリエ水、アルマニャックとペリエ水、浜辺、海風。イイネ!小説はこうでなくっちゃ。の中で男と女、男が女役で女が男役?、女と女、3人の妙な△関係のお話が進んでいく。妖艶な女、気ままな女に、翻弄されしは男の定番。何となく楽しめたよ、oh〜!アメリカ文学ヘミングウェイ。
2013/05/11
Anemone
巨匠の未完の遺作を編集した作品。アダムとリリスとイブの物語のよう。エデンの園からリリスが去ったら、アダムとイブに平穏は訪れるのか―。
2015/01/15
辺辺
読解力と語学力を問われる難しい作品。純粋に文学作品として読むには原型だった全文が訳されてない遺作なので、何とも言えない読後感。
2014/09/02
Holden Caulfield
ヘミングウェイの没後出版された単行本、 「移動祝祭日」 「海流のなかの島々」 「危険な夏」 「エデンの園」 以前から何度もレビューで語っているが、 ヘミングウェイは特に好きでもない、 今回 まだ未読だったので購入、 毎度の事ながらアブサンを呑みたくなる…
2019/03/19
訃報
小説内小説ではヘミングウェイの小説作法が語られていて勉強になった。男しか登場しない、暴力と荒涼とした自然のマッチョな小説内小説、書いている作家は女にほとほと困り果てているんだなというのがよくわかって笑えるが、主人公の少年が父のマッチョさに逆らってるあたり、やっぱなんとか男を否定して女を理解したいという気持ちもうかがえて、かわいいオッサンやなと。それはこの小説で女を男の理想のヒロインではなくいかにも生の女らしく描こうとしてるヘミングウェイ自身の姿勢でもある。実際、現実でも女に苦労していたそうで笑
2013/10/14
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