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風の影 (下) (集英社文庫)

風の影 (下) (集英社文庫)

風の影 (下) (集英社文庫)

作家
カルロス・ルイス・サフォン
木村 裕美
出版社
集英社
発売日
2006-07-20
ISBN
9784087605099
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風の影 (下) (集英社文庫) / 感想・レビュー

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KAZOO

最後まで読んでしまいました。最初はあまり気乗りがしなかったのですが(本当は本についての話だと思っていたので)、この作者のストーリー手リングの才能が結構あると感じました。「オペラ座の怪人」を思い起こしながら読んでしまいました。

2014/03/17

thayami

登場人物1人1人が背負う運命を受諾する過程の愛憎。きっかけとなる罪と、終焉となる罪。齎される罰の深みと心の傷の癒し方、ミケルとフメロの差異が象徴。本の焼失も罪の償いという感。故に、Ironyな”墓場”なのかもしれない。興味深いのが父親像。言葉にしない子供への愛情と苦悩。物心に渡る親子の距離感。距離ができてしまった過程と意味が印象的。言葉にできない、言葉にしない辛さと後悔を感じざるをえない。唯一の救いはダニエルが”導く”痛みの緩和。蛇足だが、フェルミンが番人になると、”墓場”も明るくなるかな!?(笑)

2017/04/15

ペグ

「忘れられた本の墓場」で少年ダニエルが見つけた一冊の本「風の影」。スペイン内戦時のバルセロナで謎の作家フリアン カラックスの人生を辿る。現在のダニエルと重なる様なカラックスの生き様に心が震える。登場人物達!特にフェルミンが話し出すと物語が生き生きと動き出す。冒険、サスペンス、ロマンス〜色々な魅力をそなえた一大ロマン。この(物語)を堪能しました。オススメです(^_^)v

2017/06/07

ふう

重ねられた物語が、こちから、あちらから、と少しずつ読み解かれていき、最後に壮大な1冊になりました。それまでの緊張感がすごい。内戦と黒い警官と一族の崩壊。そして、行きつく先に破滅が待っているかもしれないのに抑えきれない愛。ずっと暗い描写が続きましたが、怖ろしい罠にかかっても友情や人間らしさを失わなかった人々にやさしい光がさしてきて、その奇跡をかみしめるような気持ちで読み終えました。『戦争は、忘れることをえさにして大きくなっていく。』戦争がテーマの本ではありませんが、内戦の濃い影の中で繰り広げられた物語です。

2016/07/18

エンブレムT

配られるカードは不吉な影を落とすものばかり。内戦、暴力、恐怖、裏切り、亡霊、血、そして妄執。時という魔法に操られたかのように、かつてのフリアン・カラックスと全く同じカードを揃えていたダニエル。唯一の違いは、「フリアン・カラックス」というカードをダニエルが決して手放さなかったということ。ゲームのルールを知らぬままの彼は、それがジョーカーであることを知らぬままに。・・・「誰かがわたしたちのことを覚えているかぎり、わたしたちは生きつづける」・・・『風の影』を守る者の1人に加わることが出来、とても嬉しく思います。

2013/02/03

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