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クレアモントホテル (集英社文庫)

クレアモントホテル (集英社文庫)

クレアモントホテル (集英社文庫)

作家
エリザベス・テイラー
最所 篤子
出版社
集英社
発売日
2010-10-20
ISBN
9784087606126
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クレアモントホテル (集英社文庫) / 感想・レビュー

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ばう

★★テレビで偶然見た映画が良かったので原作に興味を持って図書館で借りてきたけれど、映画とはちょっと違う雰囲気でした。でもこれはこれで面白かった。映画ではあまり語られない「老い」とはいかなるものか?という点がとてもリアルに伝わってきます。「年をとると人生は受け取るばかりで与えることはなくなる」とか、「年をとると誰にも名前で呼ばれなくなる」とか、ああ、成る程その通りかもしれないと思います。国は違えど、老いは同じ様にやってきているんだと、当たり前の事だけれど改めて気づかされました。読んで良かった。

2014/12/24

きりぱい

あのエリザベス・テイラーならぬ、このエリザベス・テイラーは知らなかったのだけど、20世紀のジェイン・オースティンと呼ばれているそうで、へえ!へえ!と、私的な喜びはさておき、物語はとてもよかった。クレアモントホテルに余生を過ごしに来たパルフリー夫人と、そこに長期滞在する老人たちとの交流。小さな嘘がもたらした思いがけず至福の時間は、心をポッと温かくさせながら、老いの現実へのシニカルな目線も外さない。ただ心地よくしっとりと読ませる。読んだ後に映画の予告編を観ると泣けてきます。

2010/10/22

しい☆

エリザベス·テイラー初読み。あまい夢物語みたいな本を想定してたらぜんぜんちがった。人生の終わりを身近に感じるようになったいま、読めて良かったかな。

2019/05/29

都忘れ

BSで偶然見た映画が私好みの佳品だったので、原作に興味を持ち読んでみました。映画のような心温まる老婦人と作家志望の青年の関係は期待できませんが、より、現実的、シニカルな「老い」と歳をとった者同士の見栄の張り合いとか、寂しさが迫ってきました。50代の私には近い将来のこと、年老いた両親には今現在進行形のこととして、身につまされることもあり、でも、そのなかでほのかな恋心やユーモアも感じられいかにも英国の小説らしいと感じました。

2015/01/03

椿子

とても良い本だった。若干気持ちが落ち込んでいるときに読んだので、余計入り込めた。どの登場人物も愛嬌があって、完璧な善人はいず、皆自分の都合で動いてたりするんだけど、そこがなんともいえずよかった。今こういった小説ってあんまり見ない気がするなあ。淡々としてるんだけど面白い小説。特に何が起こるわけでもないんだけど、人間の本質的なところを突いている小説。

2013/10/27

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